プラチナ午前=プラチナは反落、現物安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはドル建て現物相場の下
落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の戻りを売られた
ことから軟調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが41〜16円安、プラチナミニが
31.0円安〜17.0円高、プラチナスポットが32円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5777枚、プラチナミニが427枚、
プラチナスポットが2127枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは戻りを売られる】
 プラチナは戻りを売られた。欧州連合(EU)は中国製電気自動車(EV)に対して
17.4%〜37.6%の追加関税を課す。EU当局者が明らかにした。関税は暫定的
なもので、EUの反補助金調査はあと4カ月続く。欧州委員会が中国製EVに対する暫
定追加関税を決定したことを受け、中国EVメーカーは値上げなどの対応に動きそう
だ。
 プラチナ先限は5183円まで下落した。ドル建て現物相場の下落や円高が圧迫要因
になった。円相場は1ドル=160円台後半まで円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の999.54ドルから、ドル安を
受けて1003ドル台まで上昇したが、戻りは売られた。
 午前11時現在、プラチナは1000.20ドル、パラジウムが1025.05ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1004.50ドル、パラジウムが
1021.71ドル。
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