LME市況=アルミ・銅は共に反落、アジア及び欧米株の頭重い足取りから

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,473.92  -    4.51     2,531.50  -    4.00
    アルミ合金      2,050.00       0.00     2,050.00       0.00
     銅         9,760.01  -   35.23     9,915.00  -   29.00
    ニッケル      17,198.67  +  116.46    17,473.00  +  132.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2537ドルで小高く寄り付いた。その後は中国経済への
懸念や、これを受けたアジア株安が重石となって値を落とし、2529〜2538ドル
の固定されたレンジ内で高下していたが、欧米株の頭重い足取りを受けて値位置を落と
し一時は2520ドルの安値まで軟化。安値で買い戻されたものの、プラスサイド回復
に至らずに引けを迎えた。
 銅3カ月物は小幅反落。9950ドルで買い優勢で取引を開始。その後は中国経済に
対する懸念を受けたアジア株安を受けて軟化に転じ、一時は9857ドルまで下落。欧
州の時間帯を迎えると売り警戒感やドル安傾向が支援要因となって買い戻されプラスサ
イドを回復。米国の時間帯を迎えても米利下げ観測の高まりを受けた買いが入り値位置
を切り上げた。ただ、前日に6月12日以来となる1万ドルを付けたことで買い一巡感
が強まったため1万ドルに近づくと上値が重くなって転売が入った。終盤には欧米株の
頭重い足取りが手掛かりとなって転売が膨らみマイナスサイドに値を落として終了。

 ニッケル3カ月物は続伸。1万7330ドルで売り優勢で始まった。その後はアジア
株安が重石となりながらもアジアの時間帯のドル安が下支えになって底堅く推移し、一
時1万7500ドルまで浮上。ただ、フランスの政治不安を受けた欧州株安を映した売
りを受けて軟化した。一時1万7035ドルまで下落したものの、安値で買い戻されて
急速に値位置を切り上げプラスサイドで取引を終えた。
今日の材料
・8日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は続落、27.48ポイント安の2922.45ポイント。
・欧州株は下落。英FTはエネルギー株が下げ、独DAXは公益株などが売られた。
 7日のフランス国民議会総選挙の決選投票でどの勢力も過半数議席を獲得できなか
 ったことから、政治的混乱が続くとの懸念も広がった。
・ドルはまちまち。ドル円は東京時間に1ドル=160.20ドル台まで下落も安値は買い
 拾われ、一時161円台前半まで反発。160.80円水準でニューヨーク市場の取引を終了
 。ユーロドルは1ユーロ=1.0845ドルまで上昇し、6月12日以来の高値を更新。戻
 り売りを吸収し堅調。
・米国株はまちまち、ニューヨークダウは31.08ドル安で小反落。ナスダック指数
 は50.98ポイント高(0.28%高)で小幅続伸。
・ニューヨーク貴金属は急反落。ニューヨーク原油は下落。
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