[今日の視点]とうもろこし=夜間流れを引き継ぎ期先は3ケタ安で推移に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、8日のシカゴの大幅安を受けた夜間下落の流れを引き継ぎ先限は売
り優勢を予想。シカゴ中心限月12月限と1ドル=160.80円からの換算値は
750円安。序盤の先限は夜間の流れを引き継いで490円程度の下落を見込む。
 先限は夜間取引で3万8480円で寄り付いた後、3万7990円まで値を落とし、
そのまま安値引けした。夜間の出来高は13枚まで増えたが、転売による動きの可能性
が高い。薄商いの状況に変化はないため、日中取引では振幅のある足取りとなる可能性
がある。特にシカゴ日中取引終了後に発表された作柄報告が順調な生育を示したことで
シカゴ夜間が軟調を継続する可能性があることに注意したい。

 8日のシカゴコーンは大幅下落。週間純輸出検証高は前週を上回って100万トン台
を回復したが、米産地での好天や12日発表の米農務省(USDA)月例需給報告での
需給緩和見通しが重石となった。売り警戒感が強いながらもシカゴ日中取引終了後に発
表された作柄報告では作柄の改善や順調な生育が示されたことが弱材料視されそう。
12月限は限られ400セント台を維持できるかが注目される。
 JPXとうもろこし25年7月限の寄り付き予想は3万7950〜3万8150円。
本日の日中取引の予想レンジは3万7600〜3万8300円。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者信頼感指数 2024年7月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 マネーストック 2024年6月(日本銀行)
◆ アメリカ ◆
【工業】7/10 05:30 週間石油統計(API)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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