NY金・銀市況=金が反発、NY連銀製造業景況指数の低下で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 8)  2419.3     2445.0      2406.1      2428.9     +  8.2
          (24/12)  2468.5     2493.3      2454.3      2477.3     +  8.3
   銀     (24/ 9)  3110.0     3132.5      3076.0      3093.6     - 22.6
         (24/12)  3152.0     3178.0      3121.5      3139.2     - 22.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           224,918       254,219       549,496        (-  7,471)
  銀           61,312        74,009       162,892        (-  2,288)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,211.72  + 210.82
     前日  157.92/94   1.0907/09   ・ナスダック         18,472.57  +  74.12
     本日  158.10/12   1.0894/96   ・10年米国債利回り      4.23  +   0.04
・NY原油  (24/ 8)   81.91 - 0.30  ・SPDR保有金残高    835.09      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反発、銀は続落。終値の前日比は金は2.4〜0.9ドル安。中心
限月の8月限が1.2ドル安、銀が54.3〜50.8セント安、中心限月の9月限は
50.9セント安。
 金8月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となったが、米連邦準備
理事会(FRB)の利下げ見通しが下支えになった。欧州時間に入ると、ドル高一服を
受けて押し目を買われた。日中取引では、ニューヨーク連銀製造業景況指数が8カ月連
続でマイナスとなったことを受けて買い優勢となった。買い一巡後は利食い売りが出て
上げ一服となったが、パウエル米FRB議長の発言が下支えになった。
 銀9月限はニューヨーク連銀製造業景況指数の低下が支援要因になったが、利食い売
りが出て上げ一服となった。
 ニューヨーク金8月限は反発。時間外取引では2406.1〜2425.4ドルのレ
ンジで推移、前日比2.3ドル高の2423.0ドルとなった。8月限は安寄りしたの
ち、ドル高を受けて売り優勢となったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通し
が下支えになった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて押し目を買われた。
 日中取引では、ニューヨーク連銀製造業景況指数が8カ月連続でマイナスとなったこ
とを受けて買い優勢となり、5月22日以来の高値2445.0ドルを付けた。買い一
巡後は利食い売りが出て上げ一服となったが、パウエル米FRB議長の発言が下支えに
なった。
 7月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス6.6と8カ月連続で縮小圏とな
った。市場予想はマイナス8.0、前月はマイナス6.0。一方、パウエル米連邦準備
理事会(FRB)議長は、第2四半期の毎月のインフレ指標は、物価上昇ペースがFR
Bの目標に持続可能な形で戻りつつあるという「確信をいくらか強める」ものだったと
述べ、利下げ開始がそう遠くない可能性を示唆した。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3080.0〜3124.0セントのレンジ
で推移し、前日比13.7セント安の3102.5セントとなった。9月限は安寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となったが、金の下げ一服を受けて押し目を買われ
た。その後は戻りを売られたが、欧州時間に入ると、ドル高一服が下支えになった。
 日中取引では、戻りを売られ、3076.0セントまで下落した。その後は、ニュー
ヨーク連銀製造業景況指数の低下などを受けて3132.5セントまで上昇したが、利
食い売りが出て上げ一服となった。
 7月12日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比482オンス減の1769万
9327オンス、銀は16万6792オンス増の3億0311万0570オンス。

今日の材料
・イスラム組織ハマスの政治部門幹部は、イスラエルとの停戦交渉から離脱していない
と述べた。ただ、イスラエルが合意に向けた中東の仲介国や米国による取り組みを頓挫
させようとしていると非難した。
・イスラエル軍は、13日に実施したイスラム組織ハマスの軍事部門トップであるハン
マド・デイフ指導者を標的とした空爆に続き、パレスチナ自治区ガザの南部と中部を攻
撃した。ハマスに対する圧力強化が狙いとみられる。
・第2四半期の中国の国内総生産(GDP)は前年同期比4.7%増。市場予想の
5.1%増を下回った。
・5月のユーロ圏の鉱工業生産は前月比0.6%減となった。市場予想は1.0%減、
前月は変わらず。
・7月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス6.6と8カ月連続で縮小圏とな
った。市場予想はマイナス8.0、前月はマイナス6.0。
・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、第2四半期の毎月のインフレ指標は、
物価上昇ペースがFRBの目標に持続可能な形で戻りつつあるという「確信をいくらか
強める」ものだったと述べ、利下げ開始がそう遠くない可能性を示唆した。
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