前週は80ドル台前半で売買が交錯した。イスラエルとハマスの停戦期待から調整売 りが膨らんだが、実際には大きな進展は見られず、80ドルの節目割れは回避されてい る。どのような交渉が行われているのか分からず、リスク評価ができない状況になって いる。一方、需給ひっ迫評価から押し目買いを入れる動きも見られたが、一気に上値を 買い進むまでの勢いはみられず、方向性を欠く展開になった。石油輸出国機構(OPE C)と国際エネルギー機関(IEA)の需要見通しが大きく異なる問題は解消されてい ない。米原油在庫の減少、ドル安はポジティブ。 今週も80〜85ドルのレンジを推移しよう。需給の引き締まりに対する信頼感は強 く、下値不安は限定される。米原油在庫の減少傾向が続くと、買い安心感が更に強まる 見通し。一方で、中東情勢に関しては評価が難しく、イスラエルとハマスの停戦合意の 可能性が浮上している以上、一気に85ドルを上抜くような展開にはなりづらい。押し 目での物色妙味は維持されるが、ボックス相場に留まろう。 予想レンは80〜85ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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