海外市況サマリー(16日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2024/ 8 2,467.8   +38.9  シカゴ大豆  2024/11 1,043.25  + 3.25
NY銀     2024/ 9 3,145.8   +52.2  シカゴコーン 2024/12   408.75  + 4.50
NYプラ    2024/10 1,011.5   + 0.5  NY原油   2024/ 8    80.76  - 1.15
NYパラ    2024/ 9   956.80  +5.60  ドル・円               158.36  + 0.25
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は158.30円台で推移
 NY為替市場でドル円は上に往って来いの展開。序盤はドル買いが優勢となり、ドル
円も158円台後半まで買い戻された。朝方発表の6月の米小売売上高が予想を上回る
内容だったことや輸入物価指数も予想を上回ったことから、為替市場はドル買いで反応
している。
 しかし、後半になって序盤の上げを取り戻す展開が見られた。ドル円は158円台後
半から前半に値を落とす展開。市場はFRBの利下げ期待に変化はないと見ている模
様。「全体的に消費支出の鈍化傾向は安定化している一方、輸入インフレが依然として
関連要因であることが示唆されている。とはいえ、今回の発表には9月利下げ観測を覆
すような材料はない」とのコメントも聞かれた。
 この日はクーグラーFRB理事の発言が伝わっていたが、「雇用の責務がより重要な
意味を持つようになった。データは急速に弱まる可能性があるため、非常に注視してい
る」と、これまでのインフレから雇用に軸足を移している姿勢も垣間見せていた。利下
げを正当化するようなハト派な発言ではある。
◎NY貴金属=金・銀がリスクオンで大幅高、PGM系貴金属は小反発
 ニューヨーク金、銀は大幅高。
 金8月限は大幅続伸。時間外取引では、早期の米利下げ期待から買い優勢となり、欧
州時間に入り上げ幅を拡大し、15ドル超の上昇で推移した。日中取引では、6月の米
小売売上高が事前予想、前月より強気の数字となったことが警戒され、序盤に上げ幅を
削る動きとなった。売り一巡後はユーロドルの上昇、米10年債の利回り低下、ニュー
ヨークダウの大幅続伸からリスクオン(リスク容認)ムードが強まり、地合いを引き締
め、再上昇となり、値を飛ばした。25年6月限以降の全限月が一代高値を更新。
 銀は大幅反発。時間外取引から金の上昇に支援され堅調に推移。日中取引になり、金
の上値追いに追随し、上げ幅を拡大する動きとなった。
 プラチナ系貴金属(PGM)は小反発。
 プラチナ10月限は小反発。時間外取引では、中国経済の先行き不安などから小幅続
落で推移。欧州時間に入っても現物相場の軟調な値動きから小幅安で推移も1000ド
ルが支持線となり、下値堅く推移。日中取引では序盤、軟化し、一時990ドル台前半
まで下落。その後、金、銀の上昇に支援され、プラスサイドに浮上し、買い優勢となっ
たが、現物相場が1000ドル水準で上値を抑えられことが足かせとなり、小幅高で引
けた。
 パラジウム9月限は欧州時間に10ドル超の下落となり、軟調に推移。日中取引では
金、銀の大幅高に支援され、戻り歩調となり、反発となった。
◎LME=大幅続落、中国の需要不安を受け売り優勢
 アルミ3カ月物は大幅続落。2461ドルで小安く取引を開始した後のアジアの時間
帯は2450ドルの節目を支持線とする足取りが続いていたが、中国の需要不安を受け
て軟調となった銅に追随する売りが出てアジアの時間帯後半以降は引けにかけて値位置
を切り下げる足取りを展開。終盤に2403ドルと4月3日以来の水準まで値を落とし
た後、売り警戒から買い戻されたが、この日の安値に近い水準で取引を終えた。
 銅3カ月物は大幅続落。9765ドルと売り先行で取引を開始した後に買い戻された
が9800ドル水準に達すると転売が膨らみ、下値を探る足取りに再転換となった。中
国の第2・四半期の国内総生産(GDP)の予想以上の減少を受けた中国景気不安や同
国の現物需要が弱材料視された。欧州の時間帯は9720ドルを下値支持線にしていた
が、米国の時間帯を迎えると一気に値位置を落として9626ドルと7月2日以来の水
準まで下落。安値からの戻りは限られ、140ドル超の下落で引けた。

◎NY原油=続落、米利下げ開始観測がやや後退
 ニューヨーク原油の期近は続落。
 米小売売上高が堅調で、9月の米利下げ開始観測がやや後退したことが重しとなっ
た。6月の米小売売上高は自動車を除くコア前月比が+0.4%と、市場予想の伸びを
上回った。6月の米輸入物価指数が前年比+1.6%まで加速し、2022年12月以
来の高水準となったことも米利下げ開始期待を圧迫した。
 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルの期近2限月は反落。原油安に連動
した。
◎シカゴ大豆・コーン=共に反発、これまでの下落の後で修正高に転じる
 大豆は揃って反発。
 前日の下落で11月限は21年3月以来の水準まで低下したことで売り警戒感が強ま
り修正高に転じた。ただ、米国の生育は順調に進行しているうえ、米大豆輸出は停滞し
た状態が続いているため、当限以外の上げ幅は限定的だった。

 コーンは軒並み反発。
 これまでの下落の後で売り警戒感が強まり修正のための買い戻しが広がった。また、
米連邦準備理事会(FRB)による利下げ着手期待を受けた金や米株式市場の堅調な足
取りも買いを呼ぶ要因となった。
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