貴金属は、金がニューヨーク大幅高を受け、ドル建て現物相場が2460ドル台後半 まで上伸から買い優勢となり、全限月が150円超の上昇で推移か。先限は夜間取引で 1万2604円の高値をつけ、上場来高値をさらに更新した。日中取引は利食い売りの 動きもあるが、1万2580円割れは買い拾われると予想。1万2604円超えとな り、さらに高値を更新する動きは十分に考えられる。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが堅調に推移か。ニューヨークプラチナは小 幅高にとどまったが、ニュ—ヨークプラチナ市場の引け後、ドル建て現物相場が 1000ドル台にじり高となったことを背景に期先から買い優勢か。期先が堅調地合い を維持すれば、期中から期近も買い優勢に転換か。銀は玉の出方次第ながらニューヨー ク銀の大幅高から買い優勢となる限月が優勢とみる。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は39.80ドル高 の2469.33ドル、銀が45セント高の3124セント、プラチナが10.28ド ル高の1004.40ドル、パラジウムは9.91ドル高の960.67ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.31/32円で、前営業日の 大引け時点から0.36円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万2600円前後、銀は160.0円前後、プラチナ は5146円前後、パラジウムは4900円前後。 【金はアジア需要と中期的な投資資金の流入に支援される】 金はきのうの海外市場では、ニューヨーク金市場で6月の米小売売上高が事前予想よ り強気となったことが、序盤の取引で売り材料視されたが、9月の米利下げ観測シナリ オが揺るがず、米10年債利回り低下を好感し、買いが増えた。推定出来高が29万枚 近くまで増えたことから察すると、損切りの買い戻しもかなりあったもよう。ドル建て 現物価格が昨日のアジア時間の午後から上げ幅を拡大し、中国を含む現物需要が感じら れた。16日のニューヨーク金の引け後に発表されたSPDR現物保有量が増えてお り、中期的な金投資資金の金市場への流入が感じられる。 【プラチナは金・銀の大幅高が支援も非鉄相場の下落が圧迫要因】 プラチナは金に比べ、上伸力を欠く動きだ。16日のニューヨークプラチナ期近10 月限は一時990ドルに接近するまで下落した。金、銀の大幅高が支援材料ながら、上 伸力不足は明らかだ。銅、アルミなど非鉄相場の下落が戻り圧迫要因となった。銅市況 はプラチナと同様に中国の景気に左右されやすい。今後、プラチナ現物相場が1000 ドル台で定着するには銅相場が堅調地合いを取り戻すことが不可欠だ。 <今日の予定> ◆ ニュージーランド ◆ 【経済】07:45 消費者物価指数 2024年4-6月期(NZ統計局) ◆ オーストラリア ◆ 【経済】09:30 景気先行指数 2024年6月(WESTPAC) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 消費者物価指数 2024年6月確報(EUROSTAT) ◆ イギリス ◆ 【経済】15:00 消費者物価指数 2024年6月(国立統計局) 【経済】15:00 小売物価指数 2024年6月(国立統計局) 【経済】15:00 生産者物価指数 2024年6月(国立統計局) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】20:00 小売売上高 2024年5月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】21:30 住宅着工・許可件数 2024年6月(商務省) 【経済】22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2024年6月(FRB) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS 森 成俊
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