[今日の視点]貴金属=総じて反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて反落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安と円高を受けて
売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安と円高を
受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は6.13ドル安の
2458.93ドル、銀が47セント安の3036セント、プラチナが6.63ドル安
の995.31ドル、パラジウムは8.98ドル安の956.81ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.17/19円で、前営業日の
大引け時点から1.84円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万2395円前後、銀は157.0円前後、プラチナ
は5055円前後、パラジウムは4900円前後。
【NY金は利食い売りで上げ一服】
 金はきのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を受けて史上
最高値を更新したが、利食い売りなどが出て上げ一服となった。
 ニューヨーク金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を受けて中心限月ベース
で史上最高値2488.4ドルを付けた。その後は、利食い売りなどが出て上げ一服と
なった。ただ米金融当局者の利下げを示唆する発言が下支え要因である。リッチモンド
地区連銀のバーキン総裁は、ディスインフレが経済全体に広がりつつあるようで「非常
に勇気づけられる」とし、「この傾向が続くことを期待したい」と述べた。ニューヨー
ク連銀のウィリアムズ総裁は、数カ月内に利下げが妥当となる可能性があると言及し
た。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、先週発表された6月の米消費者物
価指数(CPI)が前月比で約4年ぶりに下落したことを受け、2カ月連続で「非常に
良いニュース」が得られたと評価した。一方、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
で、経済活動は大多数の地域で小幅から控えめなペースで拡大を維持したとの認識を示
した。今後6カ月の見通しについては、大統領選や地政学的要因、インフレを巡る不確
実性により活動が鈍化すると予想した。
 レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は17
日、イスラエルがレバノンの民間人に対する攻撃を続ければ、ヒズボラはイスラエルに
新たな攻撃を仕掛けると警告した。
 銀はきのうの海外市場では、利食い売りなどが出て急落した。
【プラチナはドル安も金反落で戻りを売られる】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安が支援要因になったが、金反落などを受け
て戻りを売られた。
 プラチナは金反落などが圧迫要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期
待を受けてドル安に振れた。また米金融当局者の利下げを示唆する発言が目立った。米
連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、先週発表された6月の米消費者物価指数
(CPI)が前月比で約4年ぶりに下落したことを受け、2カ月連続で「非常に良いニ
ュース」が得られたと評価した。
 中国経済の先行き懸念もプラチナの上値を抑える要因である。バイデン米政権は、東
京エレクトロンやオランダのASMLなどの企業が中国に半導体最先端技術へのアクセ
スを提供し続けた場合、最も厳しい対中貿易制限を課すことを検討していると同盟国に
伝えた。一方、中国共産党の第20期中央委員会第3回総会(3中総会)でどのような
方針が示されるも確認したい。
<今日の予定>
・貿易収支 2024年6月速報(財務省)
・英雇用統計 2024年6月(国立統計局)
・理事会結果公表(ECB)
・政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米製造業景況指数 2024年7月(フィラデルフィア連銀)
・対米証券投資 2024年5月(財務省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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