CFTC大口投機資金動向(7/16時点):金・原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における7月
16日時点の大口投機家の売り越しは334万3843枚となり、前週の328万
5034枚から拡大した。取組高合計は4489万4731枚となり、前週から94万
4806枚(2.2%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.8%増、債券
合計が2.1%増、為替合計が3.1%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.6%増、エネルギー合計は2.2%増、金属合計は7.3%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で新規売りが新規
買いを上回って売り越しを拡大した。為替は新規買いが新規売りを上回って売り越し
(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が高まったが、米国債の利回りが
上昇すると、ドル安が一服した。6月の米小売売上高は前月比横ばいと事前予想を上回
り、個人消費の底堅さが示された。今週は第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値
や6月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が15万1072枚売り越し(前週18万
2033枚売り越し)、ユーロは2万4749枚買い越し(同3623枚買い越し)、
英ポンドは13万2902枚買い越し(同8万4690枚買い越し)となった。ユーロ
は新規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油が米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が支援要因になった
が、ガザの停戦期待やドル高を受けて上げ一服となった。貴金属市場では、金が米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ期待を受けて史上最高値を更新したのち、利食い売りが
出て急落した。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が28万7601枚買い越し(前
週28万3894枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ
ーク金は28万5024枚買い越し(同25万4775枚買い越し)に拡大、ニューヨ
ーク・プラチナは2万1948枚買い越し(同2万2666枚買い越し)に縮小した。
金は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが23万8816枚売り越し(前週23万
9941枚売り越し)に縮小、大豆は16万1503枚売り越し(同15万0150枚
売り越し)に拡大した。コーンは買戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規売りが新
規買いを上回った。前週のコーンは、米産地の好天や豊作見通しを受けて戻りを売られ
た。
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。