大豆週間展望=シカゴは上昇基調に転換には輸出需要の継続的な増加が必要

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [7月29日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            7月22日 〜7月26日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000        64,000    64,000     0
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<シカゴ>25日終値  前週末比      |<主要統計データ> (7月18日まで)
      24/ 8 1116.00  +18.75     |輸出検証高:32万7,061トン
      24/11 1179.50  +43.50    |輸出成約高:91万8,200トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 153.60円  前週末比 4.20円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は豊作観測が重石となり大幅浮上は難しい。期近11
月限は1030セントが支持線ながら低迷が続くとみるとした。
 【シカゴ大豆期近11月限は1086. 75セントが目先の抵抗線】
 シカゴ大豆11月限は今月18日に1031.75セントまで値を落とした後に反発
に転じ、23日に1086.75セントまで値を伸ばした後は1060〜1080セン
トのレンジ内での高下が続いている。
 米産地での好天による良好な生育を織り込んだ後の反発だけに下げ一巡感が強いが、
その一方で上値は良好な作柄と豊作見通しに抑制されている。これまで低調だった輸出
がドル高一服感が強まるなか増加傾向を強めていることが買い支援要因だが1080セ
ントの抵抗を上抜いていくためには輸出需要の増加が継続的に見られる必要がありそう
だ。
 チャート面は23日の高値1086.75セントが目先の上値抵抗となっているが、
これを上抜いた場合は1100セントが次の上値目標になってくると見られる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
29日 英マネーサプライ 2024年6月(BOE)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    作柄報告(USDA)
    土壌水分報告(USDA)
30日 労働力調査(失業率) 2024年6月(総務省)
    金融政策決定会合(日本銀行、31日まで)
    独国内国内総生産 2024年4-6月期速報(連邦統計庁)
    独消費者物価指数 2024年7月速報(連邦統計庁)
    ユーロ圏域内総生産 2024年4-6月期速報(EUROSTAT)
    米ケース・シラー住宅価格指数 2024年5月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2024年7月(カンファレンスボード)
    米連邦公開市場委員会(FRB、31日まで)
31日 鉱工業生産指数 2024年6月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2024年6月速報(経済産業省)
    総裁記者会見(日本銀行)
    中国製造業購買担当者景況指数 2024年7月(中国物流購買連合会)
    中国非製造業購買担当者景況指数 2024年7月(中国物流購買連合会)
    独雇用統計 2024年7月(連邦雇用庁)
    ユーロ圏消費者物価指数 2024年7月速報(EUROSTAT)
    全米雇用報告 2024年7月(ADP)
    米雇用コスト指数 2024年4-6月期(労働省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2024年7月(シカゴ購買部協会)
    米中古住宅販売仮契約指数 2024年6月(全米不動産協会)
    米FOMC声明文公表(FRB)
 1日 ●スイス(建国記念日)
    中国製造業購買担当者景況指数 2024年7月(財新)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年7月確報(Markit)
    ユーロ圏雇用統計 2024年6月(EUROSTAT)
    英中銀政策金利公表(BOE)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2024年7月(ISM)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
 2日 米雇用統計 2024年7月(労働省)
    米製造業新規受注 2024年6月(商務省)
    建玉明細報告(CFTC)

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