前週は地政学リスクで一時78.88ドルまで急伸するも、週末に向けて73ドル台ま で急反落する展開になった。イランでハマスの政治指導者がイスラエルによって暗殺さ れ、イランはイスラエルに報復を予告している。中東情勢の先行き不透明感を背景に、 急伸地合が形成された。一方で、需要環境に対しては根強い不信感があり、戻りは早め に売られる展開になった。中国に加えて米国でも景気減速懸念が高まっている。 今週は戻り売り優勢の展開が想定される。イランに対するイスラエルに対する報復攻 撃は、いずれかのタイミングで実施されるのがほぼ確実視される。それが週内になるか 否かは不透明だが、実際に交戦状態に陥れば原油相場も無視することは難しい。地政学 リスクによる瞬間的な上昇リスクは想定しておく必要がある。一方で、全面戦争に発展 しないのであれば、戻り売り優勢の地合は崩れない見通し。地政学リスクで基調を大き く変えるのは難しい。地政学リスク織り込みによる瞬間的な上昇リスクを想定しつつ も、ダウントレンドが続く見通し。 予想レンジは70.00〜78.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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