[今日の視点]貴金属=総じて下落、現物安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて下落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落と円高
を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナはドル建て現物相
場の下落と円高を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は8.45ドル安の
2383.66ドル、銀が52セント安の2656セント、プラチナが3.64ドル安
の917.88ドル、パラジウムは0.97ドル高の884.30ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=146.51/53円で、前営業日の
大引け時点から0.18円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1260円前後、銀は124.0円前後、プラチナ
は4330円前後、パラジウムは4100円前後。
【NY金は米国債の利回り上昇で上げ一服】
 金はきのうの海外市場では、市場の落ち着きを受けて買い優勢となったが、米国債の
利回り上昇を受けて上げ一服となった。
 金は米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。内田日銀副総裁のハト派発言を
受けて日経平均株価が上昇し、市場は落ち着きを取り戻した。ただ10年債入札は、応
札倍率が2.32倍と2022年12月以来の低水準となった。最高落札利回りは
3.960%と、入札前取引(WI)水準の3.929%を大きく上回った。米国債の
利回りが上昇し、金の上値を抑える要因になった。
 中国人民銀行は7月も金購入を見送った。金保有は2264トンと3カ月連続で据え
置きとなった。金価格が史上最高値を更新するなか、購入を見送っている。
 銀はきのうの海外市場では、米国債の利回り上昇や金の上げ一服を受けて戻りを売ら
れた。
【NYプラチナは市場の落ち着きで買い戻される】
 プラチナはきのうの海外市場では、市場の落ち着きを受けて買い戻されたが、米国債
の利回り上昇や金の上げ一服に上値を抑えられた。
 プラチナは市場の落ち着きを受けて買い戻された。内田日銀副総裁のハト派発言を受
けて日経平均株価が上昇した。上海プラチナの出来高が高水準となり、中国勢の安値拾
いの買いが続いていることも下支え要因である。7月の中国の貿易収支は846億ドル
の黒字となった。輸出は前年比7.0%増の3005億ドルと4カ月連続のプラスとな
った。パソコンや関連部品の出荷が伸びた。輸入は同7.2%増の2159億ドルと2
カ月ぶりにプラスに転じた。ただニューヨーク市場で、米国債の利回りが上昇したこと
や株安に振れたことが上値を抑える要因になった。
<今日の予定>
・国際収支(経常収支) 2024年6月(財務省)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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