中国中央銀行の7月末金準備高は、前月から変動がなかった。これで3ヵ月連続で横 ばいになる。従来であればネガティブ材料と評価される余地もあったが、マーケットは 目立った反応を見せなかった。第一に、今後も購入が続く可能性が高いとみられるため だ。中国の外貨準備分散のニーズは解消されておらず、外貨準備そのものが急減しない のであれば、段階的な金準備の積み増しが求められる。第二に、中国以外の中央銀行の 物色意欲が旺盛なためだ。この日はポーランドが14トン、カザフスタンが10トンの 金準備増強を報告している。中央銀行全体でみれば、決して需要環境の急激な悪化が想 定されている訳ではない。第三に、中国がデータを公表していない可能性があること だ。中央銀行の金準備高は数カ月後に変動が発表されることも少なくない。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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