シカゴコーン市況=総じて反発、米24/25年度需給引き締まり観測で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/09   376.25      385.25      372.50      383.25      + 6.50
   2024/12   394.75      403.00      390.25      401.50      + 6.50
    2025/03   411.75      419.75      407.25      419.00      + 6.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       583,721        351,538        1,555,181 (-  6,362)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省発表の米国需給報告(8月12日発表:カッコ内は前月見通し)
2023/24年度
作付面積    :  9460万エーカー  (  9460万エーカー)
単  収    :     177.3Bu  (    177.3Bu)
期初在庫    : 13億6000万Bu  ( 13億6000万Bu)
生  産    :153億4200万Bu  (153億4200万Bu)
輸  入    :    3000万Bu  (    3000万Bu)
供給合計    :167億3200万Bu  (167億3200万Bu)
飼料用     : 57億7500万Bu  ( 57億7500万Bu)
食品・種・工業用: 68億4000万Bu  ( 68億5500万Bu)
内エタノール  : 54億5000万Bu  ( 54億5000万Bu)
輸  出    : 22億2500万Bu  ( 22億2500万Bu)
需要合計    :148億6500万Bu  (148億5500万Bu)
期末在庫    : 18億6700万Bu  ( 18億7700万Bu)
在庫/消費率  :      12.6%  (      12.6%)
2024/25年度
作付面積    :  9070万エーカー  (  9150万エーカー)
単  収    :     183.1Bu  (    181.0Bu)
期初在庫    : 18億6700万Bu  ( 18億7700万Bu)
生  産    :151億4700万Bu  (151億0000万Bu)
輸  入    :    2500万Bu  (    2500万Bu)
供給合計    :170億3800万Bu  (170億0200万Bu)
飼料用     : 58億2500万Bu  ( 58億2500万Bu)
食品・種・工業用: 68億4000万Bu  ( 68億5500万Bu)
内エタノール  : 54億5000万Bu  ( 54億5000万Bu)
輸  出    : 23億0000万Bu  ( 22億2500万Bu)
需要合計    :149億6500万Bu  (149億0500万Bu)
期末在庫    : 20億7300万Bu  ( 20億9700万Bu)
在庫/消費率  :    13.9%    (      14.1%)
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(8月8日までの週)
 コーン:97万4677トン(前週改定値:127万2127トン)
 小 麦:64万9199トン(前週改定値: 47万0482トン)
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*米農務省発表の週間コーン作付け進度報告(8月11日までの週)
 コーン:シルキング:94%(前週88%、前年95%、平年94%)
     ド ウ  :60%(前週46%、前年60%、平年56%)
     デント  :18%(前週 7%、前年15%、平年12%)
     「良」以上:67%(前週67%、前年59%)
     「劣」以下:10%(前週10%、前年13%)
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*米気象庁発表の6−10日予報(8月18日−8月22日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 コーンは総じて反発。終値の前営業日比は3.75〜6.50セント高。中心限月の
12月限は6.50セント高の401.50セント。

 米農務省(USDA)が発表した月例需給報告で需給引き締まり観測が示されたこと
が強気材料視された。前週末に軟調な足取りとなり一代安値を更新する限月が多かった
後で修正のための買い戻しも見られ12月限は400セント台を回復。ただ、米産地の
好天が重石となり、上げ幅は限られた。
 12月限は394.75セントで取引を開始。その後しばらくはUSDA月例需給報
告待ちのなか限られたレンジ内で高下していたが、シカゴの時間を迎えると390.
25セントまで値を落とす場面が見られた。ただ、USDA月例需給報告で需給引き締
まり観測が発表されたことが強気材料視されたことで急速に値位置を切り上げて403
セントの高値まで浮上。高値を離れた後は400セント(4ドル)の節目が下値支持線
となり、4ドル台を維持して取引を終えた。
 米国の23/24年度は期末在庫量は前月の18億7700万Buから18億670
0万Buに引き下げられたが、期末在庫率は前月の12.6%と同率となった。
 一方の24/25年度の需給予測は供給項目で作付面積予測が引き下げられたが
イールド観測が引き上げられたことで生産量予測は前回の151億Buから151億
4700万Buに引き上げられた。その一方で輸出用予測が7500万Bu引き上げら
れたため、期末在庫量は前月の20億9700万Buから20億7300万Buに下方
修正。これに伴い期末在庫率は前月の14.1%から13.9%に下方修正された。
 米農務省(USDA)が発表した8月8日までの週のコーン週間輸出検証高は
97万4677トンで前週改定値の127万2127トンを下回り100万トンを割り
込んだ。今年度の累計は4892万1126トンで前年同期の3567万1082トン
を約37%上回っている。
 USDAによると8月11日時点のコーンシルキング率は94%で前年の95%を下
回ったが、平年と同率だった。またドウ率は前年と同率の60%で平年の56%を上回
った。デント率は18%で前年の15%、平年の12%を上回った。作柄は良以上が6
7%、劣以下が10%で共に前週と同率だった。
米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトではアイオワ州およびミズーリ州などミシシッピーリバー西部で降雨が
発生。中西部のその他の地域では気温が低下するなか降雨は発生していない。今夏は際
立つ熱波は広がっておらずコーンと大豆は受粉〜結実の段階を良好な作柄を維持して経
過している。
 今週はほとんどの地域で心地よい天気が広がる見通し。ただ、テキサス州の多くの地
域では最高気温が38℃に達する熱波が見込まれる。週を追うにつれ、低気圧が東部に
移動し降雨が発生し、ミシシッピーバレー中部では今後5日間で50〜125ミリの雨
量を伴う降雨が見込まれる。
 6〜10日間予報については8月17〜21日は多くの地域で気温および雨量は平年
並〜平年を上回るだろう。
 シカゴ小麦は反落。米農務省(USDA)月例需給報告で24/25年度の米国の生
産量予測が下方修正されたものの、同年度の世界供給量予測が引き上げられたことが重
石となった。中心限月12月限は前日比6セント安の559.75セントで終了。
 米農務省(USDA)月例需給報告では24/25年度米小麦生産量予測が前月時点
の18億7500万Buから20億0800万Buに上方修正。一方の需要予測は輸出
用が前月の8億Buから8億2500万Buに引き上げられたが、期末在庫量予測は
前月時点の7億5800万Buから8億5600万Buに引き上げられた。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)
 米プレーンズではカンザス州からダコタ州にかけて気温が低下する見込みだが、テキ
サス州およびその周辺地域では熱波が続き特に土壌水分の乾燥が進んでいる地域を中心
に夏穀物にストレスを与えている。オクラホマ州では12日に雷雨となっている。
 米南部ではメキシコ湾岸沿いで熱波が続いているが北部では気温が低下している。メ
キシコ湾岸西部の12日の最高気温は35〜38℃に達しているが、夏穀物のための農
作業は進行。大西洋沿岸南部では雷雨となっているが、それ以外のほとんどの地域では
降雨は発生していない。
今日の材料
・コーンベルトではアイオワ州およびミズーリ州などミシシッピーリバー西部で降雨
 が発生。
・今夏は際立つ熱波は広がっておらずコーンと大豆は受粉〜結実の段階を良好な作柄
 を維持。
・米23/24年度期末在庫量予測は前月の18億7700万Buから18億
 6700万Buに引き下げられたが、期末在庫率は前月の12.6%と同率。
・米24/25年度生産量予測は前回の151億Buから151億4700万Bu
 に引き上げられる。
・米24/25年度期末在庫率は前月の14.1%から13.9%に下方修正。
・8月8日までの週のコーン週間輸出検証高は97万4677トンで前週改定値の
 127万2127トンを下回り100万トンを割り込む。
・8月11日時点のコーンシルキング率は94%で前年の95%を下回ったが、平年
 と同率。
・ドウ率は前年と同率の60%で平年の56%を上回る。
・デント率は18%で前年の15%、平年の12%を上回る。
・作柄は良以上が67%、劣以下が10%で共に前週と同率。
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