前週は80.16ドルまで急伸した後、75ドル台まで反落する荒れた展開になっ た。週前半は地政学リスクを手掛りとした買いが膨らみ、改めて80ドル台に乗せた。 イランのイスラエルに対する報復攻撃が警戒されていることもあり、先行き不透明感の 強さが警戒された。しかし、その後は需要不安を織り込む地合にシフトし、一気に値位 置を切り下げる展開になった。米景気減速懸念は後退しているが、中国経済の先行き不 透明感が強かった。石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)は世 界石油需要見通しをそれぞれ引き下げている。 今週も戻り売り優勢の展開になろう。中東情勢は先行き不透明感が強く、瞬間的な上 振れリスク葉想定しておく必要がある。改めて80ドル台に乗せる可能性も排除はすべ きではない。ただし、現実の供給障害が発生しないのであれば、地政学リスクの織り込 みが促された局面は売り場になろう。需要不安は根強く、本格的な上昇トレンド形成が 可能な環境にはない。 予想レンジは、72.000〜79.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。