日経平均株価 始値 37653.34 高値 38026.02(15:00) 安値 37605.83(09:32) 大引け 37951.80(前日比 -111.12 、 -0.29% ) 売買高 13億9045万株 (東証プライム概算) 売買代金 3兆4629億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は反落、後場は押し目買いで下げ渋る 2.米株市場は主要株価が揃って反落、上昇一服感 3.為替の円高進行もハイテク株中心に逆風材料に 4.米雇用統計過去分の下方修正観測は影響限定的 5.全体売買代金は盛り上がらず、4兆円を割り込む ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比61ドル安と6日ぶりに反落した。連日の上昇で持ち高調整や利益確定の売りが優勢となった。 東京市場では、売り優勢の地合いとなり日経平均株価は反落した。前場に400円以上下落する場面があったが、後場に下げ渋る展開となった。 21日の東京市場は、終始売り物に押される地合いとなった。前日の米国株市場では主要株価指数が揃って下落した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が9日ぶりに安くなったことや、外国為替市場でドル安・円高が進んだことが重荷となり、日経平均は前場に450円あまりの下げをみせた。しかし、その後は買い戻しが入り下げ幅を漸次縮小する展開に。米国では米雇用統計の年次改定で昨年から今年にかけての雇用者数の伸びが下方修正されるとの観測が広がったが、これは米利下げ期待を一段と増幅させる材料となるという見方で、ネガティブ視されなかった。後場に入り日経平均は一貫して下げ渋り、マイナス圏ながら3万8000円台を回復する場面もあった。プライム市場の値下がり銘柄数も大引けは67%強と全体の約3分の2にとどまった。一方、売買代金は夏枯れの様相で、7月29日以来の4兆円割れとなった。 個別では、売買代金首位のレーザーテック<6920>、同2位のディスコ<6146>が下値を探る展開となったほか、東京エレクトロン<8035>も安い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも冴えない。信越化学工業<4063>が軟調、三井物産<8031>も売りに押された。資生堂<4911>も下落した。コロワイド<7616>が急落、ニーズウェル<3992>、サワイグループホールディングス<4887>も大幅安。ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>の下げも目立った。 半面、キーエンス<6861>が大きく上昇したほか、さくらインターネット<3778>も売り物を吸収し続伸。キヤノン<7751>の上げ足も目立つ。リクルートホールディングス<6098>も買いを集め、任天堂<7974>も頑強。チェンジホールディングス<3962>は値上がり率トップに買われ、宮越ホールディングス<6620>も値を飛ばした。キャリアデザインセンター<2410>やレオパレス21<8848>なども大幅高。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543>、リクルート <6098>、セブン&アイ <3382>、ニトリHD <9843>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約68円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約126円。 東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)サービス業、(4)その他製品、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)保険業、(3)非鉄金属、(4)金属製品、(5)電気・ガス業。 ■個別材料株 △FEASY <212A> [東証S] 7月の会員数48.5%増を評価。 △キャリアデザ <2410> [東証P] 24年9月期配当予想を90円に増額修正。 △日創プロニ <3440> [東証S] 24年8月期業績及び配当予想を上方修正。 △デジプラ <3691> [東証G] ポート <7047> が株主優待として「デジタルギフト」を採用。 △ブルーミーム <4069> [東証G] 上限10万株の自社株買いを発表。 △ステラファ <4888> [東証G] ボロファランのオーファンドラッグ指定を申請。 △トレンダ <6069> [東証G] 25万株を上限とする自社株買いを実施へ。 △中村超硬 <6166> [東証G] 「多孔質構造材を来年度にも量産」との報道。 △メガチップス <6875> [東証P] 100万株を上限とする自社株買いを実施へ。 △イリソ電子 <6908> [東証P] “物言う株主”の株式大量保有で思惑広がる。 ▼ニーズウェル <3992> [東証P] 今期業績を下方修正。 ▼コロワイド <7616> [東証P] 新株式発行と株式売出しによる希薄化や株式需給悪化を懸念。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)チェンジHD <3962>、(2)宮越HD <6620>、(3)レオパレス <8848>、(4)キャリアデザ <2410>、(5)メガチップス <6875>、(6)さくらネット <3778>、(7)イリソ電子 <6908>、(8)セブン&アイ <3382>、(9)ミズノ <8022>、(10)杉本商 <9932>。 値下がり率上位10傑は(1)Jディスプレ <6740>、(2)コロワイド <7616>、(3)ニーズウェル <3992>、(4)資生堂 <4911>、(5)サワイGHD <4887>、(6)オロ <3983>、(7)日本マイクロ <6871>、(8)JIA <7172>、(9)セルソース <4880>、(10)フォスター <6794>。 【大引け】 日経平均は前日比111.12円(0.29%)安の3万7951.80円。TOPIXは前日比5.68(0.21%)安の2664.86。出来高は概算で13億9045万株。東証プライムの値上がり銘柄数は480、値下がり銘柄数は1115となった。東証グロース250指数は630.74ポイント(4.04ポイント安)。 [2024年8月21日] 株探ニュース
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