アジア株はまちまち JDドットコムは反発、ウォルマートによる株式売却も業績には影響なしか 東京時間11:08現在 香港ハンセン指数 17466.36(+75.35 +0.43%) 中国上海総合指数 2858.47(+1.89 +0.07%) 台湾加権指数 22187.62(-50.27 -0.23%) 韓国総合株価指数 2701.85(+0.72 +0.03%) 豪ASX200指数 8027.90(+17.40 +0.22%) アジア株はまちまち。米雇用統計・年次改定(速報)は81万8000人下方修正された。ただ、一部で予想されていた「最大100万人」ほどではなかったため、安堵感が広がっている。米景気先行きに対する不安はあるものの、ひとまず9月米利下げへの期待が広がっている。ただ、明日の日米重要イベントを控え様子見姿勢が強まっており、積極的な売買は手控えられている。 パウエルFRB議長は控えめな発言をすることが予想されており、マーケットを混乱させることはなさそうだ。一方、植田日銀総裁の発言には警戒が必要か。前回は追加利上げに前向きな「タカ派」シグナルを発したことにより金融市場は混乱に陥った。円相場および日本株が乱高下するようであれば、その影響はアジア株式市場全体に波及するだろう。 香港株は反発。シャオミやバイドゥ、アリババ、ネットイース、レノボ、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて上昇。 きのう大幅下落したJDドットコムは2.6%高と買い戻されている。米JPモルガンは米小売り大手ウォルマートによる株式売却は短期的にはマイナスだが業績に影響はないとして、JDドットコム株の買い増しを勧めた。 韓国市場ではLGディスプレイやLG電子、ネイバーなどハイテク関連の一角が上昇している。 韓国中銀は政策金利を3.50%に据え置いたが、今年のインフレ見通しを下方修正したため年内利下げに踏み切るとの期待が広がっている。早ければ10月にも引き下げるとの予想も。
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