シカゴコーン市況=下落、輸出低迷で売り優勢で全限月が一代安値更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/09    367.25      367.50      360.50      362.00      - 5.75
  2024/12    390.75      391.00      385.00      386.50      - 4.50
  2025/03    409.50      409.50      403.75      405.25      - 4.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       456,864        385,469        1,502,286 (- 32,249)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(8月22日までの週)
 コーン:89万4295トン(前週改定値:120万6699トン)
 小 麦:53万7179トン(前週改定値: 37万2707トン)
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*米農務省発表の週間コーン作付け進度報告(8月25日までの週)
 コーン:ド ウ  :84%(前週74%、前年85%、平年83%)
     デント  :46%(前週30%、前年46%、平年42%)
     成 熟  :11%(前週 5%、前年 8%、平年 6%)
     「良」以上:65%(前週67%、前年56%)
     「劣」以下:13%(前週11%、前年17%)
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月1日−9月5日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。
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 コーンは軒並み下落。終値の前営業日比は5.75〜1.25セント安。中心限月の
12月限は4.50セント安の386.50セント。全限月が一代安値更新となった。

 これまでの下落で値ごろ感が高まっていると見られるにもかかわらず、米農務省
(USDA)が発表した週間輸出検証高が前週を下回ったことが弱材料視された。な
お、米産地の熱波の戻りは既に成熟が大きく進行していると予想されるため、コーン市
場での反応は乏しかった。
 12月限は390.75セントで取引を開始。序盤に391セントの高値を付けた
が、その後は欧州の時間帯終盤にかけて軟化し385セント台を記録。シカゴの時間帯
に買い戻されたが終盤には一代の安値となる385セントまで軟化。安値を買い拾われ
た後の戻りも浅く、この日の安値圏で取引を終了。
 米農務省(USDA)が発表した8月22日までの週のコーン週間輸出検証高は
89万4295トンで前週改定値の120万6699トンを下回り100万トン台を
割り込んだ。今年度の累計は5103万4174トンで前年同期の3678万1551
トンを約39%上回っている。
 USDAによると8月25日時点のドウ率は前年の85%を僅かに下回る84%だっ
たが、平年の83%を上回った。デント率は46%で前年と同率、平年の42%を上回
った。成熟率は5%で前年および平年の3%を上回った。また、成熟率は11%で前年
の8%、平年の6%を共に上回った。作柄は良以上が65%で前週から2%低下、劣
以下が13%で前週から2%上昇。
米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは気温は平年を上回る水準まで上昇し、ミズーリ州南部からミシシッ
ピーバレー中部にかけての一部地域では最高気温が38℃に達している。生育期終盤を
迎えての気温の上昇はコーンと大豆の成熟を促している。一方、中西部北部では雷雨が
発生。
 高気圧が広がり中西部では気温が上昇。26日に続いて27日にはコーンベルト南部
で38℃まで気温が上昇。ただ、この気温の上昇も寒冷前線の通過によって終了する見
込み。寒冷前線の影響よる降雨が見込まれているが、この熱波は急な冷え込みによって
終了するだろう。なお今後5日間の雨量は中西部北部から大西洋沿岸中部から北部にか
けての地域で25〜75ミリに達するだろう。
 6〜10日間予報については8月31日〜9月4日にかけての気温はプレーンズ中部
から中西部北部にかけての地域では平年以下から平年並みになるだろう。一方の雨量は
ほとんどの地域で平年並〜平年を上回る見込み。
 シカゴ小麦は軟調。米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週を上回ったも
のの、一代の安値を更新するほど価格が低迷しているにもかかわらず、需要が伸び悩ん
でいることが弱材料視された。中心限月の12月限は一代の安値となる522セントを
付けた後、前日比3セント安の525セントで終了。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)
 熱波が広がっている地域が広がり南東部の半分で気温が上昇。カンザス州からネブラ
スカ州南東部にかけての地域では最高気温が38℃に達している。カンザス州、オクラ
ホマ州、テキサス州など干ばつが残る地域ではこの気温上昇が夏穀物などにストレスを
与えている。一方、プレーンズ北西部では降雨で農作業のペースが鈍化。
 米南部では気温が上昇するなか概ね穏やかな天気が広がった。降雨はメキシコ湾岸の
極南部に限られている。コーンを含めた夏穀物の成熟や収穫に適した天気が広がってい
る。
今日の材料
・コーンベルトでは気温は平年を上回る水準まで上昇し、ミズーリ州南部から
 ミシシッピーバレー中部にかけての一部地域では最高気温が38℃に達する。
・生育期終盤を迎えての気温の上昇はコーンと大豆の成熟を促す。
・6日に続いて27日にはコーンベルト南部で38℃まで気温が上昇か。
・8月22日までの週のコーン週間輸出検証高は89万4295トンで前週改定値の
 120万6699トンを下回り100万トン台を割り込む。
・8月25日時点のドウ率は前年の85%を僅かに下回る84%だったが、平年の
 83%を上回る。
・デント率は46%で前年と同率、平年の42%を上回る。
・成熟率は5%で前年および平年の3%を上回る。
・作柄は良以上が65%、劣以下が13%。
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