原油の2025年1月限は下落。6万6180円まで下げ、夜間取引の安値に一時並 んだ。 バイデン政権における米経済の堅調さの背景に移民の急拡大と、移民に対する大規模 な財政支援の存在が指摘されているが、ガソリン需要が高水準を維持している背景も同 様かもしれない。米エネルギー情報局(EIA)の週報でガソリン需要は日量912万 8000バレルと今年の最高水準を維持しており、夏場の終了とともにガソリン消費が しぼむ兆候は限定的である。米ガソリン在庫は2023年末以来の低水準まで取り崩さ れている。 例年ならば消失するはずの季節的なガソリン需要がしぼまず、米石油企業は製油所稼 働率を再び上昇させている。ガソリン価格が下落し、石油企業の利幅を示すクラック・ スプレッドが縮小しているにも関わらず、石油企業が致し方なく増産せざるをえないほ ど、ガソリン在庫が引き締まっているといえる。異様なほど強い米ガソリン需要が原油 相場に影響を及ぼすのか、あらためてEIA週報に目を向ける必要がありそうだ。 原油1月限の予想レンジは6万5800円から6万6800円、ガソリン先限は8万 0500円から8万1500円、灯油先限は7万9500円から8万0500円。 MINKABU PRESS
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