【前週までのレビュー】直近の急騰は投機的な色彩が強く、上海ゴム、もしくは産地相 場が軟化を始めると、大幅な調整を強いられる可能性があるとした。 【2月限は調整場面】 JPXゴムRSS3号は、急反落となった。活発限月の2月限は、8月26日に一代 高値355.0円を上抜くと、30日に380.3円まで上値を伸ばした。だが、ここ から急反落となり、9月5日は345.3円まで水準を引き下げた。8月の急騰、上海 高や産地相場の上昇を背景に踏み上げを狙って動きがあった。だが、8月下旬から上海 ゴムが崩れると、JPXゴムRSS3号も9月に入り、大幅な調整安となっている。目 先のポイントは、8月6日の安値310.6円から8月30日の高値380.3円まで の上昇の半値押しとなる345.5円付近の攻防になる。同水準をしっかり割り込むと 売りが加速しそうだ。 産地価格は天候不順からの供給障害を材料に上昇してきたが、9月に入ると、タイ南 部の主要積み出し港ソンクラ渡しのオファー価格は、91バーツ台で伸び悩んでいる、 また、需要に目を移すと、米国、中国、ともに景気減速懸念が強まっており、銅などの 素材価格は下落している。8月の天然ゴムは、天候要因から支持されたが、9月は需要 面から売りが出てきそうだ。 【上海ゴムは三尊天井を形成か】 上海ゴムは修正安場面となっている。中心限月1月限は、7月31日に1万5140 元まで下落した。だが、8月に入り騰勢を強め、8月28日に1万6800元まで水準 を引き上げた。だが、同水準では戻り売りを浴び、9月4日には1万6065元まで下 落した。チャートは、3月18日の高値1万6925元、6月7日の高値1万7305 元、そして、8月28日の高値1万6800元で三尊天井を形成しつつある。現状、1 万6000元が支持となっているが、同水準を割り込むと、節目の1万5500元を目 指しそうだ。 【東京ゴム活発限月の2月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の2月限は、8月の急騰に対する、修正安場面となった。 8月からの値動きをみると8月6日に310.5円まで下落した。ただ、同水準で支持 されると、産地高や上海高を背景に地合いを引き締め、20日に終値ベースで330円 を突破した。21日から買いが加速し、26日に6月10日に付けた一代高値355. 0円を突破すると、さらに上げ足を速め、30日には380.3円まで水準を引き上げ た。だが、同水準で上値を抑えられると、9月2日から4日連続陰線となり、5日は 345.3円まで下落した。この水準は、8月6日の安値310.6円から8月30日 の高値380.3円までの上昇の半値押しとなる345.5円と同値圏であり、半値割 れは回避された。その後、350円付近で取引されている。 売りが先行した場合、半値押し水準の345.5円付近がポイントになる。この価格 帯をしっかり割り込むと、節目の340円や上記した期間の61.8%押しとなる 337.2円や節目の330円が視野に入る。一方、再び地合いを引き締めれば、5日 と6日の午前中の高値がある357円付近が最初の関門になる。同水準を上抜くと、一 目均衡表の転換線がある362円台や節目の370円が意識される。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月1月限は、28日に1万6880元まで 上昇後、調整安場面となっている。一段安となれば、JPXゴムRSS3号は下げ幅が 拡大するだろう。 【相場予想レンジ】 9月9〜13日のJPXゴムRSS3号2月限の中心レンジ予想は330〜370 円。テクニカルの支持線は345.5円(8月6日の安値310.6円から8月30日 の高値380.3円までの上昇の半値押し)、抵抗線は362.8円(一目均衡表の転 換線)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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