【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。ニューヨーク安と1ドル= 142円台前半の円高を背景に序盤から2番限以降が売り優勢。序盤、円高が142円 まで進行し、下げ幅を拡大場面があったが、期中から期先は4300円が支持線として 意識され、下値堅く推移。その後、午前10時半頃に141円台半ばまで円高進行もド ル建て現物価格の上昇に支援され、下げ幅を縮小。期近10月限のみ買い優勢で5円 高。 パラジウムは出来ず。 午前11時25分現在の前営業日比は、プラチナが39円安〜5円高、プラチナミニ が41.0〜40.0円安、プラチナスポットが89円高、パラジウムが出来ず。 午前11時25分現在の出来高は、プラチナが4034枚、プラチナミニが534 枚、プラチナスポットが971枚、パラジウムが0枚。 【プラチナ先限は4305円まで下落も4330円台に戻す】 プラチナは概ね軟調。CRB指数が265ポイント台まで低下し、今年1月以来の安 値で低迷。原油の下落がCRB指数の下値模索の背景。プラチナは今年の需給見通しが 供給不足が下支え要因。ただドル建て現物価格は長期波動線である200日移動平均線 (946ドル台)をわずかに下回っている。 プラチナ先限は日中取引で4305円の安値をつけた。夜間取引の安値4307円を わずかに下回ったが、4300円を試す前に一時4330円台に戻した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。午前9時過ぎに936.50ドルま で軟化したが、買い拾われ、940ドル台を回復。金が上げ幅を拡大に追随し、一時 946ドル台まで上昇。その後、買いが続かず、941ドル台に反落も946ドル台に 再浮上。 午前11時25分現在、プラチナは944.50ドル、パラジウムが957.95ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが946.62ドル、パラジウムが978 .31ドル。 MINKABU PRESS
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