プラチナ市況=プラチナが反発、先限は上げ幅拡大し4400円台で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,555   +147    11,603  + 95  : 2,520.50   - 4.92
銀          129.0    0.0     130.0   0.0  : 2,877.00   + 9.00
プラチナ     4,395    +59     4,408  + 96  :   959.80   +11.14
パラジウム   4,350     0     4,350     0  : 1,022.29   +34.90
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.59   +1.33  ユーロ・ドル相場   1.1020  -0.0027
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の底堅い値動きと円安を受けて堅調に
推移し、先限は正午前に75円高で推移。午後に入り、ドル建て現物価格の一段高で期
先中心に上げ幅を拡大し、先限は一時100円超の上昇となり、4400円台で引け
た。
 パラジウムの商いし、は成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが59〜98円高、プラチナスポットが
86円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7872枚、プラチナミニが856枚、プラチナスポット
が3857枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は4450円超えとなると、買い戻しが増加か】
 先限は夜間取引から買い優勢となり、日中取引の序盤に一段高となり、4412円と
今月2日以来の高値をつけた。4372円まで上げ幅を縮小したが、午後になり、再
度、上げ幅を拡大した。日中取引の序盤につけた高値4412円を上抜き、4419円
まで上昇した。高値を離れたが、4400円台を維持して引けた。25年8月限の発会
値4450円が当面の抵抗線。4450円超えとなると、買い戻しが増えるとみる。
 日経平均株価は急反発したが、上海総合指数は午前中、続落となり、中国の景気不安
は払しょくできず。ただニューヨークプラチナはアジア時間の時間外取引で続伸して
960ドル台乗せを達成し、8月28日以来の高値をつけている。今年のプラチナの需
給は供給不足予想が支援材料。964ドル水準に50日移動平均線が通っており、
964ドル水準での売りを吸収できるかに注目したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上昇。朝方の958.10ドルから、もみ合いとな
った後、961.75ドルの高値をつけた。午後3時以降は960ドルを挟んで推移。
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