【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。ドル建て現物相場の上昇を受 けて買い優勢で始まった。その後は、円高を受けてマイナスサイドに転じたが、押し目 は買われた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが31円安〜5円高、プラチナミニが 20.0円安〜3.0円高、プラチナスポットが73円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが6958枚、プラチナミニが787枚、 プラチナスポットが1743枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはNY連銀製造業景況指数の改善などで上げ一服】 プラチナはニューヨーク連銀製造業景況指数の改善などを受けて上げ一服となった。 米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測やドル安が支援要因だが、中国経済の先 行き懸念に加え、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善に上値を抑えられた。8月の 中国の鉱工業生産は前年比4.5%増と前月の5.1%から伸びが鈍化した。小売売上 高も2.1%増と前月の2.7%から伸びが鈍化した。不動産価格の下落を受けて景気 の勢いは一段と弱まっている。 プラチナ先限は夜間取引の高値4543円で上げ一服となった。前週末のニューヨー ク市場で上昇したが、週明けは利食い売りが出た。円相場は1ドル=141円前後で円 安が一服し、140円台半ばの円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の985.82ドルから、押し目を買わ れた。 午前11時現在、プラチナは988.40ドル、パラジウムが1085.30ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが981.40ドル、パラジウムが 1043.49ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。