プラチナ市況=プラチナがまちまち、先限は押し目買い意欲が強く再浮上

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,647    +18    11,717  + 50  : 2,582.20   +17.72
銀          134.5    0.0     140.0  +5.5  : 3,083.00   +94.00
プラチナ     4,445    - 5     4,462   + 6  :   990.08   + 8.68
パラジウム   4,700      0     4,700     0  : 1,090.56   +47.07
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    140.60   -0.31  ユーロ・ドル相場   1.1300  +0.0220
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。期近安・期先高。ドル建て現
物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高を受けてマイナスサイドに
転じたが、押し目は買われ、先限は正午に5円高で推移。午後になり、小安くなる場面
もあったが、押し目買い意欲は根強く小幅高に再浮上した。金のジリ高にも支援され
た。期先4、6月限も小じっかり。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが27円安〜6円高、プラチナスポットが
41.0円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8256枚、プラチナミニが907枚、プラチナスポット
が3781枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは他の貴金属に比べ出遅れ感で押し目買い根強い】
 プラチナ先限は夜間取引で4543円まで上昇し、8月22日以来の高値をつけた。
夜間取引の終盤から日中取引で上げ幅を削り、日中取引では14円安の4442円まで
軟化する場面があった。今日は日経平均株価が大幅続落、中国株式市場は休場となり、
積極的に新規買いを仕掛けにくい場面ではあったが、金の堅調推移、ドル建て現物価格
が、金、銀、パラジウムに比べ出遅れ感があり、新規買いも根強かったもよう。
 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が今年は2年連続
で大幅な供給不足見通しが示していることが下支え要因になるとみる。現在、ドル建て
現物価格は長期波動線の200日移動平均線が通る948ドルから4%超の上方乖離で
推移。2.5%上方乖離にあたる971ドル台が支持線か。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の985.82ドルから、押し目を買わ
れた。午前11時過ぎに991ドル台に上昇。午後は992ドル台にジリ高。990ド
ル台前半では売りが待ち受け気味たが、しっかり。
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