【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ期先が小幅安。円安を受けて買い優勢で始 まった。その後は、円安一服などを受けて期先2本が小幅安となった。パラジウムの商 いは成立しなかった。 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが10円安〜30円高、プラチナミニ が9.0円安〜11.0円高、プラチナスポットが119円高、パラジウムが出来ず。 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが4740枚、プラチナミニが474枚、 プラチナスポットが1039枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは欧州時間から売り圧力が強まる】 プラチナは欧州時間から売り圧力が強まった。中国経済の先行き懸念に加え、9月の 独ZEW景気期待指数が3.6と8月の19.2から予想以上に低下した。需要伸び悩 みにつながると上値を抑える要因になりそうだ。一方、また8月の米小売売上高は前月 比0.1%増と、市場予想の0.2%減に反してプラスとなった。ドル高に振れたが、 今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ開始が見込まれており、今後の見通 しを確認したい。 プラチナ先限は夜間取引の高値4499円で上げ一服となった。円安が支援要因にな ったが、戻りは売られた。円相場は1ドル=142円台前半で円安が一服し、141円 台後半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い朝方の983.90ドルから、戻りを売ら れたが、ドル安が下支えになった。 午前11時現在、プラチナは983.37ドル、パラジウムが1112.23ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが990.08ドル、パラジウムが 1090.56ドル。 MINKABU PRESS
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