プラチナ市況=プラチナが総じて下落、円安も上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,692    +45    11,736   +19  : 2,567.53   -14.67
銀          138.0   +3.5     140.0   0.0  : 3,050.00   -33.00
プラチナ     4,475    +30     4,441   -21  :   979.75   -10.33
パラジウム   5,000   +300     5,000  +300  : 1,106.84   +16.28
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    141.64   +1.04  ユーロ・ドル相場   1.1124  -0.0176
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて下落。円安を受けて買い優勢で始
まったのち、円安一服などを受けて期先2本が小幅安となった。午後に入ると、円安一
服やドル建て現物相場の軟調を受けて売り優勢となる限月が目立った。パラジウムの商
いは成立せず、帳入値で上昇した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが21円安〜30円高、プラチナスポットが
9円高、パラジウムが300円高。
 推定出来高は、プラチナが6344枚、プラチナミニが586枚、プラチナスポット
が2019枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米FOMCを控えて手じまい売りが出る】
 プラチナ先限は夜間取引の高値4499円で上げ一服となった。日中取引では
4425円まで下落した。円安が支援要因になったが、戻りは売られた。円相場は1ド
ル=142円台前半で円安が一服し、141円台前半まで円高に振れた。
 CMEのフェドウォッチでは、米連邦準備理事会(FRB)の50ベーシスポイント
(bp)利下げを織り込み、利下げ期待が強い。ただ米経済のソフトランディング(軟
着陸)の見方も強く、25bp利下げを見込む向きもある。労働市場の減速にかかわら
ず、米小売売上高は堅調であり、大幅利下げは見送られる可能性もある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の983.90ドルから、戻りを売られ
たが、ドル安が下支えになった。午後に入ると、ドル高に転じたことを受けて売り優勢
となった。
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