プラチナ市況=プラチナが総じて反発、現物相場の上昇で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,802   +110    11,852  +116  : 2,576.41   + 8.88
銀          138.0    0.0     140.0   0.0  : 3,091.00   +41.00
プラチナ     4,475      0     4,497   +56  :   980.50   + 0.75
パラジウム   4,900   -100     4,900  -100  : 1,075.77   -31.07
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.55   +0.91  ユーロ・ドル相場   1.1131  +0.0007
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反発。円安を受けて買い優勢で始
まった。その後は、ドル建て現物相場が軟調となったが、一時1ドル=143円台後半
まで円安進行を受けて上値を伸ばした。先限は正午過ぎに28円高で推移。午後にな
り、円相場は142円台半ばに反発したが、ドル建て現物相場が980ドル台に上昇で
上げ幅を拡大した。先限が50円超の上昇で引けた。
 パラジウムの商いは成立せず、帳入値で反落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが変わらず〜56円高、プラチナスポットが
46円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが1万1883枚、プラチナミニが832枚、プラチナスポ
ットが2196枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は終盤に4499円をわずかに上抜く】
 プラチナ先限は夜間取引で4407円まで下落。4400円の節目が支持線となり、
戻した。日中取引は円安の進行から買い先行となり、終盤に4500円まで上昇。前日
の高値4499円をわずかに上抜いた。
 午後も堅調に推移したが、金先限が直近の高値を更新したのと比べ、4500円超え
ができず、テクニカル要因は金ほど強気になれず。25日移動平均線(4406円)が
支持線になったことは評価できるが、ドル建て現物価格が980ドル台で戻りを抑えら
れていることは気掛かり。今月上旬はパラジウムと同水準だったが、先週からパラジウ
ムが急騰し、一時1100ドル台まで上伸。銀は3000セント台で推移。他のホワイ
トメタルに比べ、上値が重い。今後の金利引き下げの恩恵を受ける米国の自動車生産、
販売に注目したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の968.06ドルから、押し目を買わ
れる場面も見られたが、ドル高を受けて戻りを売られた。その後、金の反発につれ高と
なり、980ドル台を回復。
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