NYプラチナ市況=反発、ドル安再開で押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   973.4      996.6       966.8       994.4    + 19.6
         (25/ 1)   982.9    1005.9       976.2      1003.8    + 19.7
 パラジウム  (24/12)  1056.50    1107.00     1042.50     1098.60   + 32.10
         (25/ 3)  1067.00    1110.50     1052.50     1105.30   + 32.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          39,176         42,660        76,752       (-  2,382)
 パラジウム          5,064          8,150        18,643       (-     67)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,025.19  + 522.09
     前日  142.29/31   1.1117/19   ・ナスダック         18,013.98  + 440.68
     本日  142.60/62   1.1161/62   ・10年米国債利回り      3.73  +   0.03
・NY原油  (24/10)   71.95 + 1.04  ・SPDR保有金残高    872.23      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比は、プラチナが17.2〜19.6ドル
高、中心限月の10月限が19.6ドル高、パラジウムが32.10〜32.90ドル
高、中心限月の12月限は32.10ドル高。
 プラチナ10月限は反発。時間外取引ではドル高が圧迫要因になったが、米連邦準備
理事会(FRB)の利下げ開始でドル安が再開すると押し目を買われた。欧州時間に入
ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少な
どを受けて戻りを売られたが、米中古住宅販売戸数の減少を受けて地合いを引き締め
た。
 パラジウム12月限はドル安再開や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を966.8〜995.5ドルのレンジで推移し、前
日比17.2ドル高の992.0ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、ドル高が
圧迫要因になったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始でドル安が再開すると
押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では996.6ドルまで上昇したのち、米新規失業保険申請件数の減少など
を受けて戻りを売られ、983.8ドルまで下落した。その後は米中古住宅販売戸数の
減少を受けて地合いを引き締め、995.3ドルまで戻した。
 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始によるドル安再開が支援要因になった。た
だ米新規失業保険申請件数は、前週比1万2000件減の21万9000件と4カ月ぶ
りの低水準となった。9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は1.7と前月のマ
イナス7.0から上昇した。一方、8月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比
2.5%減の386万戸となった。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1042.50〜1100.50ドルのレンジ
で推移し、前日比32.50ドル高の1099.00ドルとなった。12月限は安寄り
したのち、ドル高が圧迫要因になったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始で
ドル安が再開すると押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばし
た。
 日中取引は1107.00ドルまで上昇したのち、ドル高を受けて戻りを売られ、
1079.00ドルまで下落した。その後は、ドル安再開や他の貴金属の堅調を受けて
地合いを引き締め、1103.50ドルまで戻した。
 18日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万5586
オンス、パラジウムは同199オンス減の4万1577オンス。
今日の材料
・南アフリカ準備銀行はレポ金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げて8.00
%とした。市場予想通りで、主要政策金利の引き下げは4年以上ぶり。
・イングランド銀行は、政策金利を5.0%に据え置くとともに、1000億ポンドの
保有国債減額を今後1年も継続すること決定した。
・米新規失業保険申請件数は、前週比1万2000件減の21万9000件と4カ月ぶ
りの低水準となった。市場予想の23万件に反して減少した。
・9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は1.7と前月のマイナス7.0から上
昇した。
・イタリア銀行のファビオ・パネッタ総裁は、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和サイ
クルが今後数カ月で加速する公算が大きいとの見解を示した。
・第2四半期の米経常収支の赤字額は前期比10.7%増の2668億ドルと2022
年第1四半期以来の高水準となった。財(モノ)の輸入が急増したことが背景。市場予
想は2600億ドルの赤字だった。
・8月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.5%減の386万戸となった。市
場予想は390万戸だった。前年同月比は4.2%減だった。
・レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は、過去2日間に発
生した通信機器の一斉爆発について、イスラエルによる「宣戦布告」とみなされると主
張し、「敵は全てのレッドライン(超えてはならない一線)を超えた」と非難した。
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