貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は10.63ドル高 の2587.04ドル、銀が14セント安の3077セント、プラチナが5.43ドル 高の986.23ドル、パラジウムは7.52ドル高の1083.29ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=142.66/68円で、前営業日の 大引け時点から0.11円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1910円前後、銀は141.0円前後、プラチナ は4520円前後、パラジウムは4900円前後。 【NY金はドル安が支援】 金はきのうの海外市場では、ドル安を受けて押し目を買われた。 金はドル安が支援要因になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げを 受けてドル安が再開した。8月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.5%減の 386万戸となった。また第2四半期の米経常収支の赤字額は前期比10.7%増の 2668億ドルと2022年第1四半期以来の高水準となった。 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は、過去2日間に発 生した通信機器の一斉爆発について、イスラエルによる「宣戦布告」とみなされると主 張し、「敵は全てのレッドライン(超えてはならない一線)を超えた」と非難した。 銀はきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 【NYプラチナはドル安が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安が支援要因になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利 下げを受けてドル安が再開した。またダウ平均株価やS&P500が史上最高値を更新 し、リスク選好の動きとなった。 <今日の予定> ・消費者物価指数 2024年8月(総務省) ・総裁記者会見(日本銀行) ・独生産者物価指数 2024年8月(連邦統計庁) ・英小売売上高 2024年8月(国立統計局) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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