金・銀午前=金は急反発、現物高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が急反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後
は、円安進行を受けて堅調となった。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が286〜329円高、金ミニが
278.0〜302.5円高、ゴールドスポットが464円高、銀が出来ず。
 午前11時1分現在の出来高は、金が3万2692枚、金ミニが7570枚、ゴール
ドスポットが6313枚、銀が0枚。
【NY金はドル高で上げ一服】
 金はドル高に上値を抑えられた。イスラエルがイランに対する報復を示唆したことを
受けて押し目を買われた。ただ予想以上の全米雇用報告を受けてドル高に振れたことに
上値を抑えられた。9月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は14万3000
人増と市場予想の12万人増を上回った。
 石破茂首相は、日本銀行の金融政策について、現在、追加の利上げをするような環境
だとは思っていないと述べた。予想以上の全米雇用報告もあり、円安が進んだ。
 金先限は7月17日以来の高値1万2610円を付けた。ドル建て現物相場上昇と円
安が支援要因になった。円相場は1ドル=147円台前半まで円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、中東情勢に対する懸念を受
けて押し目を買われたが、ドル高を受けて上げ一服となった。アジア市場では、朝方の
2660.99ドルから、ドル高を受けて軟調となった。
 午前11時現在、金が2657.90ドル、銀は3175セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2648.82ドル、銀が3110セント。

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