●論点解説原油、中東リスクの見極め続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場は地政学リスクの織り込みを続けているが、徐々に値動きは鈍化している。
10月1日にイランがイスラエルにミサイル攻撃をお行い、イスラレルは報復を宣言し
ている。このため高いレベルの不透明感を維持しているが、パニック的な買いには一巡
感も見られる。最悪のシナリオとしては、イスラエルがイランの石油関連施設を攻撃
し、原油供給に実害が生じる展開になる。イスラエルとイランとが攻撃の応酬を行い、
その中でイラン石油関連施設が攻撃を受け続ける事態になれば、原油相場は吹き上げる
リスクを抱えている。一方、4月と同様に散発的な攻撃の応酬で終われば、徐々に利食
い売り優勢の地合にシフトする可能性が高まる。まだ先行き不透明感の強さが目立つ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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