ゴム午前=反落、高値警戒感が広がり修正安場面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、反落。寄り付きは直後は、ドル・円が1ドル=146円台の円安
に振れたことを受けて買いが先行した。場中、一時147円台前半まで円安が進行しだ
が、高値警戒感から買いは続かず、すぐにマイナスサイドに転じ、大幅安。修正安場面
を迎えている。
 TSR20は、2月限のみ約定し、小安く推移している。

 午前11時33分現在のRSS3号は前営業日比11.8〜7.8円安。活発限月の
3月限は同8.5円安の404.4円、期先25年9月限は同出来ず。推定総出来高は
1152枚(前日夜間取引含む)。TSR20は、2月限のみ約定し、0.4円安、推
定出来高は3枚(前日夜間取引を含む)

【3月限は一代高値から15円近くの急落】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、売りが先行した。活発限月の3月限は、寄り付
き直後に416.0円まで上昇し、一代の高値を更新した。だが、その後は売りが先行
し、401円台まで水準を引き下げるなど、高値から15円近くの急落となった。安値
を離れたが、406.7円で戻り抑えられた。
 直近のJPXゴムRSS3の急騰は、中国の景気刺激策や産地の天候不順が背景にあ
る。連休明けの2日の香港ハンセン指数は、6%超の上昇となっており、依然として景
気刺激策効果が出ている。ただ、徐々に過熱感も出ており、今日の香港株式市場が軟調
に推移するようなら、JPXゴムRSS3にとっても弱材料となりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、大幅安で推
移となり、前営業日比9.8〜7.9セント安で推移している。

 上海ゴムは国慶節のため、休場。取引再開は10月8日の予定。

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