プラチナ午前=プラチナがまちまち、現物高と円安が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。ニューヨーク安を受けて売り
優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて期先2本が小幅高となっ
た。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時1分現在の前営業日比は、プラチナが11円安〜7円高、プラチナミニが
16.5円安〜8.0円高、プラチナスポットが80円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時1分現在の出来高は、プラチナが6414枚、プラチナミニが576枚、
プラチナスポットが1619枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは米ISM非製造業総合指数の上昇が圧迫】
 プラチナは米ISM非製造業総合指数の上昇が圧迫要因になった。9月の同指数は約
1年半ぶりの高水準を付けた。ただ米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わ
りはなく、ドル高は一服した。CMEのフェドウォッチで、11月の25ベーシスポイ
ント(bp)利下げの確率は67.4%(前日64.8%)となった。一方、9月のユ
ーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.6と、前月の
51.0から低下し、節目となる50を2月以降初めて割り込んだ。
 プラチナ先限は夜間取引で4617円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=146円台後半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の994.11ドルから、買い優勢とな
った。
 午前11時現在、プラチナは998.10ドル、パラジウムが1011.97ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが998.61ドル、パラジウムが
1001.80ドル。
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