ＮＹプラチナ市況＝続落、予想以上の米雇用統計で

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　　　　　　　　　　　 始　値　　 高　値　　　安　値　　　帳入値　　 前日比
 プラチナ　  (25/ 1)  1004.6     1018.9      1000.5      1001.7    -  3.9
   　　　　  (25/ 4)  1013.6     1027.1      1010.1      1011.1    -  3.4
 パラジウム  (24/12)  1006.50    1018.00      997.00      998.50   -  2.10
   　　　　  (25/ 3)  1013.00    1024.00     1006.00     1007.20   -  1.60
　　　　　　　　　　　推定出来高　　前日出来高　　前日取組高　　  (前々日比)
　プラチナ　　　　      22,104         22,669        74,224       (+    361)
　パラジウム　　　       3,269          4,165        18,333       (+     56)
　注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・ＮＹ為替　　　円　　　　ユーロ　　・ＮＹダウ　         42,352.75  + 341.16
     前日  146.94/96   1.1028/30   ・ナスダック         18,137.85  + 219.37
     本日  148.68/70   1.0974/76   ・１０年米国債利回り      3.98  +   0.13
・ＮＹ原油  (24/11)   74.38 + 0.67  ・ＳＰＤＲ保有金残高    877.41  +   2.59
注：SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時（日
本時間の翌日の午前8時）に更新予定。
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　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は続落。前日比は、プラチナが６．６〜３．２ドル安、
中心限月の１月限が３．９ドル安、パラジウムが２．１０〜１．７０ドル安、中心限月
の１２月限は２．１０ドル安。
　プラチナ１月限は続落。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る
と、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取引では、予想以上の米雇用統計を受けて
売り優勢となった。その後は、押し目を買われたが、金の戻りを売られたことに上値を
抑えられた。
　パラジウム１２月限は予想以上の米雇用統計や他の貴金属の戻りを売られたことが圧
迫要因になったが、買い戻されて下げ一服となった。
　プラチナ１月限は時間外取引を１００３．７〜１０１８．９ドルのレンジで推移し、
前日比９．３ドル高の１０１４．９ドルとなった。１月限は安寄りしたのち、金堅調に
つれ高となった。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。
　日中取引では、予想以上の米雇用統計を受けて売り優勢となった。その後は、押し目
を買われ、１０１８．９ドルまで上昇したが、金の戻りを売られたことに上値を抑えら
れると、１０００．５ドルまで下落した。
　９月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比２５万４０００人増で市場
予想の１４万人増を大幅に上回った。失業率は４．１％で、前月の４．２％から低下し
た。ＣＭＥのフェドウォッチで、１１月の５０ベーシスポイント（ｂｐ）利下げの見方
はなくなった。
　パラジウム１２月限は、時間外取引を１００３．００〜１０１５．５０ドルのレンジ
で推移し、前日比５．４０ドル高の１００６．００ドルとなった。１２月限は高寄りし
たのち、他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買いが一巡
し、上げ一服となった。
　日中取引は、予想以上の米雇用統計を受けて売り優勢となり、９９７．００ドルまで
下落した。その後は、押し目を買われ、１０１８．００ドルまで上昇したが、他の貴金
属の戻りを売られたことにつれ安となった。ただ序盤の安値を維持したことで買い戻さ
れた。
　３日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの１４万４９７０オ
ンス、パラジウムは同変わらずの３万９２５７オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のデギンドス副総裁は、ユーロ圏のインフレ率とコアインフ
レ率はＥＣＢの２％目標に向けて推移しており、２０２５年末までに物価は安定すると
の見方を示した。
・９月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比２５万４０００人増で市場
予想の１４万人増を大幅に上回り、過去６カ月で最大の伸びとなった。失業率は４．１
％で、前月の４．２％から低下した。
・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、この日発表された雇用統計について「素晴
らしい」と評価した上で、こうした報告がさらに続けば、米経済が完全雇用と低インフ
レの状態にあるとの自信が高まるとの見方を示した。
・イスラエル軍は、親イラン武装組織ヒズボラが拠点を置くレバノンに対する地上作戦
で、これまでに推定約２５０人のヒズボラ戦闘員を殺害したと表明した。
MINKABU PRESS

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