【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニ円安を受けて買い優勢で始まっ た。その後は、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウ ムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが15〜63円高、プラチナミニが 14.5〜71.0円高、プラチナスポットが102円高、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが8217枚、プラチナミニが726枚、 プラチナスポットが2078枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは予想以上の米雇用統計が圧迫】 プラチナは予想以上の米雇用統計が圧迫要因になった。労働市場の堅調が示され、米 連邦準備理事会(FRB)の11月の50ベーシスポイント(bp)利下げの可能性が なくなった。今週は8月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。また8日から中 国市場が再開される。景気刺激策に対する期待感から株高に振れると、プラチナの支援 要因になるとみられる。中国国家発展改革委員会(発改委)は、漸進的な経済政策パッ ケージの実施について説明するため、8日に記者会見を開く。 プラチナ先限は夜間取引で4793円まで上昇した。円安が支援要因になった。円相 場は1ドル=149円台前半で円安が一服した。三村財務官が「投機的な動きを含めて 為替市場の動向は緊張感を持って注視していく」と述べた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の991.90ドルから、ユーロの 小幅高などを受けて996ドル台まで上昇したが、金軟調に上値を抑えられた。 午前11時現在、プラチナは991.50ドル、パラジウムが1021.80ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1003.30ドル、パラジウムが 1011.80ドル。 MINKABU PRESS
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