ゴム市況=総じて続落、終盤は上海ゴムの下げ幅縮小を受けて下げ渋り

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                    TSR20
    2024/10      2025/03       2025/09       2024/11        2025/10
 414.8   0.0    385.7  - 0.9   388.0   0.0    302.0  - 2.0    304.0  - 2.0
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    上海ゴム  1月限   18,100    - 140 (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続落。寄り付きは、上海夜間安を背景に売りがやや優勢と
なった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟調地合いを継続したことや、ドル・円
がやや円高方向に振れたことを受けて、下げ幅を拡大する限月が目立った。だが、終盤
になると、上海ゴムが下げ幅を縮小したことなどから地合いを引き締め、一部限月はプ
ラスサイドに振れた。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比2.7円安〜0.5円高。活発限月の3月限は同
0.9円安の385.7円、期先25年9月限は同変わらずの388.0円、総出来高
は447枚。TSR20は全限が同2.0円安。
【産地価格は続落】
 産地相場は、軟調な展開が続いている。10月24日の日のタイ南部の天然ゴム主要
積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.72バーツ低下の88.
98バーツが提示されている。この水準は、8月29日に提示された87.10バーツ
以来の安値となる。
 産地では、天候不順からのオファー価格の上昇が続いていたが、天候不順も相場に織
り込まれたようだ。通常、この時期から産地は増産期に入る。目先、産地価格が一段安
となる可能性がありそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は1月限のみ約定し、前営業日比2.4セント安。
TSR20は総じて小安く推移し、同0.5〜セント安〜0.2セント高で推移してい
る。

 上海ゴムは、下落。中心限月の1月限は夜間取引は売りが先行し、前営業日比270
元安の1万7970元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、やや下げ幅を縮小させ
る展開となっている。

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