前週の金相場は過去最高値更新が続き、2772.60ドルまで上値を切り上げた。 11月5日に米大統領選を控えて、リスクヘッジの金買いが膨らんでいる。また、中東 情勢の緊迫化が進んでいることもポジティブ。安全資産に対する投資ニーズが強かっ た。ただし、米金利上昇・ドル高が加速したことで利食い売りを進める動きも強く、一 時的に急反落する場面も見られた。米経済は底固く、米連邦準備制度理事会(FRB) が積極的な利下げ対応を展開する必要性は薄れている。 今週も押し目買い優勢の展開が続く見通し。翌週に米大統領選を控えており、特に金 融市場が不安定化すると安全資産に対する投資ニーズが拡大しやすい。中東情勢も大き な動きがみられなければ、引き続き金相場をサポートしよう。米金融政策を巡る議論と は関係なく買いが膨らみやすい環境にある。米金利上昇・ドル高が更に進むと調整売り が膨らむリスクが高まるが、押し目買い優勢の地合が否定されることはないだろう。た だし、米大統領選を前に値動きが不安定化する可能性には注意が必要。10月30日の 7〜9月期国内総生産(GDP)、31日の9月PCEデフレーター、11月1日の 10月雇用統計と10月ISM製造業指数などが、イベントリスクになる。 予想レンジは2700〜2800ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。