CFTC大口投機資金動向(10/22時点):金買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
22日時点の大口投機家の売り越しは302万8191枚となり、前週の273万
2126枚から拡大した。取組高合計は4542万5476枚となり、前週から58万
6525枚(1.3%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.3%増、債券
合計が1.0%増、為替合計が微増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が3.2
%増、エネルギー合計は1.6%増、金属合計は5.4%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って買い越しを縮小、債券で新規売りが新規買いを上回って売り越しを拡大した。
為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)に転じた。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米大統領選でトランプ勝利が見込まれるなか、米国債の利回りが上昇し、ド
ル高に振れた。一方、ガザの停戦交渉が再開された。イスラム組織ハマスの最高指導者
シンワル氏を排除したことで交渉がまとまるとの見方が出ている。今週は10月の米雇
用統計の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が1万2771枚買い越し(前週3万4110
枚買い越し)、ユーロは2万8524枚売り越し(同1万7150枚買い越し)、英ポ
ンドは7万4576枚買い越し(同8万5802枚買い越し)となった。ユーロは手じ
まい売り、新規売りが出て売り越しに転じた。

 商品市場では、原油がイスラエルのイランに対する報復攻撃に対する懸念が支援要因
になったが、ガザの停戦交渉再開を受けて上げ一服となった。金は史上最高値を更新し
たのち、米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が17万3731枚(前週18万
4403枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨーク金は
29万6204枚買い越し(同28万6434枚買い越し)、ニューヨーク・プラチナ
は3万4876枚買い越し(同2万8387枚買い越し)に拡大した。金、プラチナと
もに新規買いが新規売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが1万7840枚買い越し(前週5152枚売
り越し)に転じ、大豆は7万8295枚売り越し(同6万5379枚売り越し)に拡大
した。コーンは新規買いが新規売りを上回り、大豆は新規売りが新規買いを上回った。
前週のコーンは、大口成約や輸出成約高の増加を受けて買い優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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