海外市況サマリー(28日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2024/12 2,755.9    +1.3  シカゴ大豆  2025/ 1   986.00  -11.50
NY銀     2024/12 3,400.1   +22.2  シカゴコーン 2024/12   410.75   -4.50
NYプラ    2025/ 1 1,046.8   +10.1  NY原油   2024/12    67.38   -4.40
NYパラ    2024/12 1,224.90  +22.20 ドル・円               153.25   +0.94
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。大豆は1月限に変更。
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◎NY外為=153.20円台で推移
 NY為替市場、ドル円は152円台に伸び悩んでNY時間に入ったものの、153円
台に戻す展開となった。東京時間に前日の衆院選の結果を受け円安が加速し、153円
台後半まで上昇していたが、海外市場に入って高値警戒感も出ていた模様。
 衆院選の結果は自公の与党で過半数割れとなった。市場でも与党の苦戦が伝わってい
たが、想定以上の敗北になった印象。衆院選を受けて政権維持には連立の枠組み拡大が
必要となる。その場合、財政支出が増加し、日銀の金融政策の見通しを複雑にする可能
性があるとの指摘も出ていた。市場は12月か来年1月の日銀の利上げを予想している
が、今週の日銀決定会合では不安定な政治情勢を受けた潜在的なリスクを理由に、植田
総裁が利上げに慎重姿勢を強めるかどうかが注目される。
 また、来週の米大統領選を巡ってドル円はさらにリバウンド相場を加速させるとの見
方も出ている。今度はドル高がドル円を押し上げると見ているようだ。減税と高関税を
好むトランプ氏が大統領に選出されれば、ドル高とのシナリオから、今月に入ってドル
は急騰。ドルは買われ過ぎの領域に入っているものの、選挙後にもうしばらく、現行の
ドル高が続く可能性があるとの指摘も出ている。
 ファンダメンタルズ的には、以前のような日米の金利差を意識した円キャリー取引が
復活するとの見方はまだ少数派だが、テクニカル的には本日の上げでリバウンド相場加
速のサインが出ており、7月末につけた直近高値161.95円付近を試す展開も否定
できないとの見方も浮上しているようだ。
◎NY貴金属=急反落、米国債の利回り上昇やドル高で
 ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反発。
 金12月限は小幅続伸。時間外取引では、中東情勢に対する懸念が後退し、利食い売
りが出たが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、手じまい売りに上値を抑えられ
た。日中取引では、ドル安などを背景に押し目を買われた。
 銀12月限はドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、金軟調につれ安となったが、押し目は買わ
れた。欧州時間に入ると、戻りを売られた。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて押
し目を買われた。
 パラジウム12月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。
◎LME=全面安、中東の緊張後退による原油安などから売り優勢に
 アルミ3カ月物は反落。2663.50ドルで小安く取引を開始した後は、アジア株
高が手掛かりとなって2681.50ドルの高値に浮上したものの、その後は軟化に転
じた。欧州時間は欧州株が序盤は頭重い足取りとなったことに上値を抑制され2652
ドルを上値抵抗線とする安もちあいで推移。一時的に2633ドルまで値を落とす動き
も見られたところで買い戻されたが中東の緊張後退を受けた原油安なども弱材料視され
るなか、低迷したまま終えた。
 銅3カ月物は反落。9561.50ドルで軟調で取引を開始。その後は軟化に転じ、
一時9507.50ドルまで値を落とした。アジア株高が手掛かりとなって買い優勢と
なり、9598ドルの高値まで浮上したものの、欧州株が序盤は頭重い足取りとなった
こが上値抑制要因となって値位置を落とした。米国の時間帯以降は9530ドルが下値
支持線として意識されながらも上値が重く、欧州株の地合い引き締めや米株式の堅調を
手掛かりに浮上したところは戻り売りが出て値を落とす展開が続き、終盤は9550ド
ルまで上値を切り下げての安もみとなり、軟調に引けた。
◎NY原油=大幅反落、イスラエルがイランに報復も緊迫感は後退
 ニューヨーク原油の期近は大幅反落。
 イスラエルがイランに報復攻撃を実施したが、石油関連施設を標的としなかったこと
が重しとなった。イスラエル軍はイラン攻撃は完了したと発表し、イランに反撃しない
よう警告した。イラン当局は被害について限定的と当初発表し、報復の連鎖が途切れる
可能性が意識された。
 ただ、イラン国内では対空防衛システムがかなりの被害を受けたほか、弾道ミサイル
の燃料製造施設、ドローン工場などが破壊されたことが衛星画像から判明しており、イ
スラエルの攻撃は大規模だった。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によ
ると、イスラエル当局者はイランの対空防衛網はすべて無効化されていると判断してい
るもよう。米CNNは別のイスラエル当局者の発言として、イスラエル軍の100機超
の航空機が今回の作戦に参加し、このうち数機がイラン領空に入って攻撃を実施したと
伝えた。イラン軍南西部司令部の副司令官は、イスラエル軍は航空機から600発超の
ミサイルを発射したと述べた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
◎シカゴ大豆・コーン=軒並み続落、米ハーベストプレッシャーなどで
 大豆は期近から大幅続落。
 米産地での収穫進行に伴うハーベストプレッシャーや、コーンの大口成約は発表され
ながらも大豆の大口成約の発表がなかったことが重石となった。前週末に大きく値を落
とした足取りを引き継ぎ一時は10月21日以来の水準まで値を落とすなどチャート面
の弱さも売りを呼ぶ要因になった。

 コーンも軒並み続落。
 米農務省(USDA)はこの日も複数のデイリーの大口成約が発表したものの、米産
地での降雨予測を受けて土壌水分改善期待が高まるなか小麦が軟調となったことが弱材
料視された。チャート面でも前週末に軟化に転じ上げ一巡感を強める形となっていたた
め売り優勢で運ばれ今月22日以来の水準まで値を落とした。
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