【場況】 金が続伸。円高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高一服などを受けて地合 いを引き締めた。銀はニューヨーク安を受けて4月限が下落した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が13〜31円高、金ミニが74.5円 安〜34.5円高、ゴールドスポットが218円高、銀が3.6円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万3457枚、金ミニが8274枚、ゴール ドスポットが3505枚、銀が1枚。 【NY金は予想以下の米GDPなどが支援】 金は予想以下の米国内総生産(GDP)などが支援要因になった。第3四半期の米国 内総生産(GDP)速報値は前期比2.8%増と市場予想の3.0%増を下回った。変 動の大きい食品とエネルギーを除いたコア個人消費支出(PCE)価格指数は2.2% 上昇と第2四半期の2.8%上昇から大幅に伸びが鈍化した。10月の全米雇用報告に よると、民間部門雇用者数は23万3000人増となった。市場予想の11万4000 人増を上回った。予想以上の全米雇用報告を受けてドル高に振れたが、米連邦準備理事 会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、ドル安に転じた。 米大統領選の不透明感も金の支援要因である。各種世論調査によると、民主党候補ハ リス副大統領と共和党候補トランプ前大統領の支持率は拮抗しているが、トランプ氏が 当選すれば、インフレが再燃するとの見方が強い。 イスラエル軍のハレビ参謀総長は、イランに対し、いかなる報復行動も控えるよう警 告した。一方、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの新最高指導者カセム師は、イス ラエルとの戦争を継続する方針を表明した。キプロスのクリストドゥリデス大統領は、 レバノンの親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの戦闘を停止させるための米国の取 り組みについてバイデン米大統領と協議したとし、向こう数週間以内に停戦が実現する 可能性に楽観的な見方を示した。 金先限は上場来高値1万3819円を付けた。ニューヨーク高や円高一服が支援要因 になった。円相場は1ドル=153円台前半で円高が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、予想以下の米国内総生産 (GDP)などを受けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。アジア市場では、朝 方の2786.90ドルから2789ドル台まで上昇したのち、戻りを売られた。 午前11時現在、金が2784.20ドル、銀は3369セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2785.38ドル、銀が3422セント。 MINKABU PRESS
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