プラチナ午前=プラチナが続落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安と円高を受けて売
り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇や円高一服が下支えになった。
パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが105〜7円安、プラチナミニが
114.0〜92.0円安、プラチナスポットが6円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが9556枚、プラチナミニが1000
枚、プラチナスポットが3983枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは金急落につれ安】
 プラチナは金急落につれ安となった。米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが鈍
化し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなかったが、月末前で金
に利食い売りが出た。一方、10月の中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)が6
カ月ぶりに節目となる50を上回った。財新製造業PMIも50.3(前月49.3)
に上昇した。ただ欧州連合(EU)が中国の電気自動車(EV)の関税引き上げを決定
し、先行き懸念が残ることが上値を抑える要因である。
 プラチナ先限は4820円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=151円台後半で円高が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の991.20ドルから、押し目を買わ
れた。
 午前11時現在、プラチナは993.21ドル、パラジウムが1110.78ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1008.62ドル、パラジウムが
1145.71ドル。
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