シカゴ大豆市況=期近2本は続伸、4番限以降は中国向け輸出不安から反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値    帳入値     前日比
  2024/11     991.75      997.50      973.00       994.50       + 0.75
  2025/01     999.25    1,007.75      982.00     1,003.75       + 2.00
  2025/03   1,012.50    1,018.00      993.75     1,014.75         0.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高 (前々日比)
   先物        384,154        180,256         845,153   (+ 5,986)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月12日−11月16日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は期近3限月は続伸も他は反落。
 米農務省(USDA)が8日に発表する月例需給報告での米国の需給引き締まり観測
が期近3限月の買いを支援した。トランプ氏が大統領選に勝利したことを受けて米国と
中国の関係緊迫化やこれが米国の大豆輸出に影響するとの懸念から4番限以降は売り優
勢で運ばれた。
 1月限は999.25セントで取引を開始するとアジアの時間帯序盤から軟化に転
じアジアの時間帯中盤には982セントの安値に達した。欧州の時間帯を終えるまで
989セントを上値抵抗線とする980セント台でのもちあいが続いたが、シカゴの時
間帯を迎えると急速に値を戻して1000セント台を回復。ひけにかけてじり高で運ば
れ小幅な上昇を記録して終えた。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 この24時間は局地的な降雨が発生。気温は平年を上回った。

 11月7日まで降雨が続くが、8〜10日は概ね降雨は発生しないもよう。気温は7
日まで平年を上回るが8〜9日は平年並となり、10日は平年を上回る見込み。
ブラジル南部ではコーン及び大豆の生育に適した環境となっている。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。

 今週は11月10日まで引き続き散発的な降雨となる見通し。気温は11月10日ま
で平年並〜平年を上回るもよう。ブラジルの産地中部では雨が降り続いており大豆の作
付および生育に適した天気に恵まれている。

<アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部>
 この24時間は局地的な降雨が発生。気温は平年並。
 今後は7日まで局地的な降雨が続くがこの雨も8日には止む見込み。気温は8日まで
平年並になるだろう。アルゼンチンでは降雨が続くなかコーン及び大豆の作付及び生育
に適した環境となっている。

<アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部>
 この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年並。

 今後は7日まで局地的に降雨となるが、8日には雨は止むもよう。一方の気温は8日
まで平年並になる見込み。アルゼンチン南部でも降雨が続きコーン及び大豆の作付及び
生育に適した状態が続いている。
 大豆製品は大豆油は需給引き締まりが警戒されたうえ、大豆期近限月の堅調に追随高
となったが、大豆粕は需給面の弱さが圧迫要因となったうえ、大豆油とのストラドルに
絡んだ売買が見られるなか売り優勢で運ばれた。
 大豆粕12月限は前日比1.10ドル安の298.40ドルで終了。
今日の材料
・ブラジル南部では11月7日までは降雨が続くが週末は降雨は発生しない見込み。
・ブラジル中部・北部では降雨が続き生育環境は良好を維持。
・アルゼンチン産地では雨に恵まれ生育環境は引き続き良好。
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