【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、円高一服が支援要因になったが、ドル建て現物相場の上げ一服 に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが49〜70円高、プラチナミニが 51.0〜75.5円高、プラチナスポットが110円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3780枚、プラチナミニが481枚、 プラチナスポットが1266枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル高一服や金堅調が支援】 プラチナはドル高一服や金堅調が支援要因になった。英米の利下げ見通しを受けてド ル高が一服した。イングランド銀行と米連邦準備理事会(FRB)が利下げを決定し た。ただ米大統領選挙で共和党候補のトランプ前大統領が勝利し、インフレ懸念が残る ことから、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明でインフレが持続的に2%に向かい つつあることに関して「自信を深めている」との文言が削除された。目先は中国の全国 人民代表大会(全人代)を確認したい。 プラチナ先限は4921円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相 場は1ドル=152円台後半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の999.20ドルから、ドル高を 受けて上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは997.11ドル、パラジウムが1026.18ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが978.21ドル、パラジウムが 1027.07ドル。 MINKABU PRESS
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