プラチナ市況=プラチナが反落、下値切り上げも反発力弱く推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,223   + 79    13,302  + 95  : 2,661.76   +30.74
銀          154.0    0.0     157.0  +1.0  : 3,122.00   +16.00
プラチナ     4,793    -56     4,814   -42  :   967.61   - 3.49
パラジウム   5,100      0     5,100     0  : 1,028.01   + 0.30
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.67  -0.70  ユーロ・ドル相場   1.0546  -0.0047
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。先限は正午前、50円近い下落で
推移。午後になり、ドル建て現物相場が960ドル台後半に反発から下げ幅を縮小。
円再上昇で反発力は弱く推移した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが56〜41円安、プラチナスポットが55
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが6974枚、プラチナミニが852枚、プラチナスポット
が2915枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは軟調地合いを払拭できず】
 プラチナ先限は夜間取引で4867円をつけ、前日の高値4866円をわずかに上回
った。しかし夜間取引の中盤から地合いを緩め、夜間取引の終盤に4788円まで下
落。夜間取引で4817円まで下げ幅を縮小したが、日中取引は軟調地合いを払拭でき
ず、日足は1週間ぶりの陰線引けとなった。14日間の相対力指数(RSI)は54台
から51台まで低下。
 円相場が1ドル=154円台後半に上昇、日経平均株価が一時3万8000円割れな
ど外部市場は弱気で売り方に味方した。
 日本時間の早朝、米国大手半導体会社のエヌビディアの8ー10月期の決算報告が発
表された。売上げ高、純利益とも過去最高を記録したが、11ー1月期の伸びが鈍化予
想から同社の株価は時間外取引で下落。ニューヨークプラチナ時間外取引は反発。エヌ
ビディア株が日中取引で下落し、米国株が軟調に推移ならプラチナ市場の反発の足かせ
となる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は堅調。朝方の961.98ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。午後になり、960ドル台後半に上昇。午後4時過ぎに969ドル台
までジリ高。
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