プラチナ市況=プラチナが大幅続落、円高・現物相場の低迷で一段安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,966   -464    13,034  -266  : 2,622.52   -44.88
銀          150.0   -4.0     151.0  -5.0  : 3,025.00   -42.00
プラチナ     4,613   -115     4,631  -119  :   936.47   -18.96
パラジウム   4,900   -200     4,900  -200  :   973.47   -32.10
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.87   -0.45  ユーロ・ドル相場   1.0479  -0.0008
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続落。ニューヨーク安と円高を受け
て売り優勢で始まった。その後は、トランプ次期米大統領の関税発言や貿易摩擦に対す
る懸念が圧迫要因になり、先限は正午前に95円安で軟調に推移。午後は153円台後
半の円高、現物相場の低迷で一段安となり、120円近い下落で引けた。25年10月
限が一代安値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は200円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが119〜110円安、プラチナスポットが
105円安、パラジウムが200円安。
 推定出来高は、プラチナが8579枚、プラチナミニが933枚、プラチナスポット
が3038枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は1カ月半ぶりの安値】
 プラチナは日中取引で3ケタ安が続出した。先限は午前中、4621円まで下落。先
限として10月11日以来、1カ月半ぶりの安値をつけた。午前10時半頃から下値を
切り上げた。午後になり、4664円で戻り一杯となり、後半から終盤も軟調に推移し
た。
 トランプ米次期大統領カナダ、メキシコ製品に25%、中国製品には10%の追加関
税を課すことを表明した。メキシコでの自動車生産の減産などでプラチナの自動車触媒
需要の減少が懸念される。今夜のニューヨークプラチナ市場で売り材料視され、軟調に
推移するかに注目したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の938.11ドルから、トランプ
次期米大統領の関税発言を受けて931ドル台まで下落したのち、金の下げ一服につれ
高となった。午後は935〜940ドルのレンジで安もちあい。
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