プラチナ市況=プラチナが反発、円高も現物高で上昇に転じる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,861    +25    12,916    +3  : 2,664.37   +27.13
銀          147.0    0.0     150.0  +1.5  : 3,070.00   +81.00
プラチナ     4,532    +20     4,559   +24  :   944.89   +13.60
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   995.82   +14.09
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.05   -1.47  ユーロ・ドル相場   1.0574  +0.0025
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ドル建て現物相場の底堅い値動き
を受けて買い優勢で始まったのち、円高進行を受けて一部限月がマイナスサイドに転じ
た。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転じた。パラジウ
ムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが1〜27円高、プラチナスポットが7円
安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが4052枚、プラチナミニが512枚、プラチナスポット
が3605枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ現物はドル安や中国勢の安値拾いの買いが下支え】
 プラチナ先限は4510円まで下落したのち、下げ一服となり、4562円まで戻し
た。円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった。円相場は
1ドル=149円台後半まで円高に振れた。11月の東京消費者物価指数(CPI)が
予想以上の伸びとなり、12月の日銀の利上げ観測が高まった。
 プラチナのドル建て現物相場は円主導でドル安に振れたことが下支えになった。また
ここ数日で上海プラチナの出来高が急増し、安値拾いの買いが入った。ワールド・プラ
チナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が3年連続の供給不足見通しを示し
ており、引き続き買われると、下支え要因になりそうだ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の932.10ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。午後に入ると、943ドル台まで上昇した。
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