プラチナ市況=プラチナが続伸、円安が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,691   -170    12,752  -164  : 2,626.00   -38.37
銀          147.0    0.0     147.0  -3.0  : 3,015.00   -55.00
プラチナ     4,547    +15     4,557    -2  :   940.02    -4.87
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   971.70   -24.12
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.34   +0.29  ユーロ・ドル相場   1.0531  -0.0043
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が小反落。ニューヨーク高を受けて買
い優勢で始まったのち、円高一服やドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となっ
た。午後に入ると、ドル建て現物相場の戻りを売られたことに上値を抑えられ、先限が
小幅安となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが2円安〜25円高、プラチナスポットが
34円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5707枚、プラチナミニが586枚、プラチナスポット
が5391枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ現物は貿易摩擦に対する懸念が上値を抑える】
 プラチナ先限は夜間取引で4617円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=149円台後半で円高が一服し、150円台後半まで円安に振
れた。
 トランプ次期米大統領はBRICSに対して脱ドルを推進すれば100%の関税を課
すと述べた。ドル高や貿易摩擦に対する懸念がプラチナの上値を抑える要因になった。
これまで中国やカナダ、メキシコに関税を課すとしており、カナダとメキシコは関税回
避のため、次期米大統領と交渉している。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の945.47ドルから、ドル高を受け
て942ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。午後に入ると、金の戻りを売ら
れたことにつれ安となった。
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