NYプラチナ市況=総じて反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   952.4      953.1       941.2       950.4    -  3.7
         (25/ 4)   961.1     962.6       951.0       960.3    -  3.5
 パラジウム  (24/12)   975.00    1004.50      975.00      991.90   +  1.70
         (25/ 3)   988.00    1006.00      974.50      995.20   -  0.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          21,482         26,792        92,455       (-    307)
 パラジウム          3,787          4,376        15,571       (+     79)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,782.00  - 128.65
     前日  149.62/64   1.0579/81   ・ナスダック         19,403.95  + 185.78
     本日  149.53/55   1.0499/01   ・10年米国債利回り      4.19  +   0.02
・NY原油  (25/ 1)   68.10 + 0.10  ・SPDR保有金残高    878.55      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は総じて反落。前日比はプラチナが22.6〜2.2ド
ル安、中心限月の1月限が3.7ドル安、パラジウムが16.60ドル安〜2.70ド
ル高、中心限月の3月限は0.30ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、トランプ次期米大統領の関税発言を受けて
売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。日中取引で
は、貿易摩擦に対する懸念などを受けて戻りを売られたが、買い戻されて下げ一服とな
った。
 パラジウム3月限は買い戻し主導で上昇したが、ドル高を受けて上げ一服となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を941.2〜953.1ドルのレンジで推移し、前日
比6.2ドル安の947.9ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、トランプ次期米
大統領のBRICSに対する関税発言を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、
買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、貿易摩擦に対する懸念などを受けて戻りを売られ、942.5ドルま
で下落した。その後は、米経済の底堅さなどを背景に買い戻されて下げ一服となり、
951.9ドルまで戻した。
 トランプ次期米大統領はBRICSに対して脱ドルを推進すれば100%の関税を課
すと述べた。ドル高に振れ、時間外取引で下落した。また11月の米ISM製造業景気
指数は48.4と10月の46.5から上昇した。市場予想の47.5も上回った。
 パラジウム3月限は、時間外取引を974.50〜992.50ドルのレンジで推移
し、前日比10.00ドル安の985.50ドルとなった。3月限は安寄りしたのち、
トランプ次期米大統領の関税発言を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い
戻されて下げ一服となった。
 日中取引では買い戻し主導で1006.00ドルまで上昇した。その後は、予想以上
の米ISM製造業景気指数に上値を抑えられた。
 29日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの13万7196
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・トランプ次期米大統領はBRICSに対して脱ドルを推進すれば100%の関税を課
すと述べた。
・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、ウクライナへの核兵器移転は検討
していないと述べた。
・11月のユーロ圏HCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.2
と、10月の46.0から大幅に低下した。速報値から修正はなかった。
・フランスで、バルニエ内閣に対する不信任決議案が4日にも採決され可決される見通
しとなった。極右・左派の両野党が賛成票を投じる意向を示した。
・11月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.0と、10月の
49.9から低下し、9カ月ぶりの低水準となった。
・第3四半期の伊国内総生産(GDP)改定値は速報値から変わらずの前期比横ばいだ
った。個人消費が好調だったものの輸出と投資の不振で相殺された。
・11月の米ISM製造業景気指数は48.4だった。2023年7月以来の低水準だ
った10月の46.5から上昇した。市場予想は47.5だった。
・10月の米建設支出は年率換算で前月比0.4%増加した。市場予想は0.2%増。
一戸建て住宅建設の増加が追い風となった。
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