プラチナ午前=プラチナが続伸、現物高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ドル建て現物相場の上昇と円安を
受けて買い優勢で始まった。その後は、金堅調につれ高となった。パラジウムの商いは
成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが7〜62円高、プラチナミニが
9.0〜58.0円高、プラチナスポットが271円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4060枚、プラチナミニが527枚、
プラチナスポットが925枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル高が圧迫】
 プラチナはドル高が圧迫要因になった。米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて
米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れた。一方、11月の中国の貿易統計によると、
輸出は前年同月比6.7%増と前月の12.7%増から鈍化し、市場予想の8.5%増
も下回った。輸入は前年比3.9%減少し、過去9カ月で最も弱い結果となった。前月
は2.3%減、予想は0.3%増だった。次期米政権の関税引き上げで貿易摩擦が懸念
されることもプラチナの上値を抑える要因である。
 プラチナ先限は4641円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇と円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=151円台後半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の939.30ドルから、金堅調につれ
高となった。
 午前11時現在、プラチナは944.80ドル、パラジウムが978.93ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが935.60ドル、パラジウムが978.14
ドル。
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