プラチナ午前=プラチナが上昇、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが上昇。円安を受けて買い優勢で始まっ
た。その後は、円安が一服したが、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となっ
た。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが18〜55円高、プラチナミニが
10.0〜37.0円高、プラチナスポットが219円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5021枚、プラチナミニが670枚、
プラチナスポットが1801枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)
の利下げペース鈍化見通しや堅調な米経済指標を受けてドル高に振れた。第3四半期の
米国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比3.1%増と、改定値の2.8%か
ら上方改定された。堅調な個人消費が示された。
 プラチナ先限は夜間取引で4656円まで上昇した。買い戻されたことや円安が支援
要因になった。円相場は1ドル=157円台後半で円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の922.70ドルから、916ド
ル台まで下落したのち、金の下げ一服につれ高となった。
 午前11時現在、プラチナは923.60ドル、パラジウムが904.16ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが928.27ドル、パラジウムが916.72
ドル。
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